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もしも、あなたが刑務所に入ったら……。
誌上でリアルな驚きの体験ができる一冊。
・刑務所に抱きやすい誤解から
・入所から退所するまでの流れ
・受刑者たちの暮らしや楽しみ
・刑務所の知られざる内部事情
・刑務官の過酷な仕事――まで
平易でわかりやすい言葉で追う。
法務省刑事施設視察委員会委員長等を歴任した、「日本一刑務所に入った男」だからこそ語れた、今までの本にない、刑務所新書が誕生しました。
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(著者より)
単純に刑務所内部の様子を紹介するにしても、刑期を終えた元受刑者や、退官した刑務官から漏れ伝わる情報が十分すぎるほど世の中に出回っているのも事実である。
とは言え、刑務所に何度も服役していた人でも、せいぜい数ヵ所が限界だろうし、刑務官として士官していた人であっても、全国各地に配属されることはない。
私は法務省矯正局関連の評議員や刑事施設視察委員会委員長として、刑務所はもちろん少年院や女子少年院など、全国各地の矯正施設を視察してきた。言い換えれば、「日本一、刑務所に入った男」と言っても過言ではない。それだけに、本書で初めて書き記すこととなるサンクチュアリの情報が多聞に及んでいることだろう。
もしも刑務所に入ったら―――と、想像しながら一読して頂ければ幸いである。
(構成)
序章 刑務所に足を踏み入れるには?
第一章 「罪」によって行き先が決まっている
第二章 刑務所の暮らしはどんなものか?
第三章 受刑者の楽しみと癒し
第四章 刑務官とはどのような職務なのか?
第五章 刑務所が抱えている問題
終章 出所後の生活
その驚きの実態の数々に、ページをめくる手がとまらなくなる。
――――と同時に、決して悪いことがしたくなくなるはずです!
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Posted by ブクログ
●わりと淡々とした記述。さらっと読める。
●佐藤優の獄中記で多少は知っていたので、そこまでの新鮮さはなかったが、刑務官への暴行がかなりあるのにはショックを受けた。
●孤狼の血2で、受刑者がお礼参りで刑務官の家族を襲いに来る描写があり、フィクションにせよ、可能性がゼロではないので難儀だなあと。
●そもそも受刑者は癖がありすぎるし、巧妙なサイコパスも紛れているから、日々接すると精神的な摩耗は相当だろう。
●てっきり過剰収容が問題かと思ったが、意外と逆の結論でビックリ
●死刑制度は維持すべきとは思うが、法務大臣も中々許可を出さないし、いざどんどん執行しだしたら、刑務官の心理的負担もすごいので、中々上手くはいかないなあと。
Posted by ブクログ
著者の名前でアレっと思ってググったら河合隼雄の息子とWikipediaには書いてある。
人柄は随分違う。息子さんは俗っぽい感じ。文学者に敬愛された父上より庶民寄りの感覚をお持ちの印象。
面白さは実体験を描いた『刑務所の中』(花輪和一)の方が上なのだが、あちこち視察してきた人ならではの情報が興味深い。
例えば在日米軍関係者の受刑者が収容されている横浜刑務所横須賀刑務支所では洋食が提供され、「パンはPascoである」(P37)とか。
飲みに行った刑務官が元受刑者と鉢合わせてトラブルになったが「刑務官の圧勝に終わった」(P141)って、えっケンカしたの?それとも刑務所の外なのに権力で押さえつけたの?とモヤモヤするような記述もあるものの、受刑者の高齢化や、更生の難しさ(元受刑者を受け入れる職場がない)などの問題もきちんと書いてある。
個人的には受刑者に訓練をして更生させ、社会が受け入れることはもっと行われるべきだと思う。
累犯者はコソ泥や薬物利用が多く、殺人を繰り返す人は極めて少ない。「大きな事件を起こすエネルギーがある者ほど、更生に向かえば、更生する力も強い」(P189) 。薬物利用を止められないのは治療が必要で何度刑務所に入れてもダメというのももっとも。
個人的には、更生して社会で生きていけるようにすることは賛成だけど、性犯罪者だけは、特に子どもを対象にした性犯罪者だけは受け入れられない。そういう人は、治療が不可能であれば、終身刑にしてほしいと思う。
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