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Posted by ブクログ
現代ビジネスの競争社会で起こる「罠」を描き、「罠」にハマった社長と勤めた企業を支える忠心的な社員が再起を願い奮起するビジネス小説だ。まるで現代版の忠臣蔵を思い出した。偽装を暴くために逆に法を冒し税務調査を偽装し罠を暴く痛快なストーリーだ。世の中には多くの「甘い話」(儲け話)があるが、そこには多くの「罠」もあることを知る事が必要だ。よくある話は、何もしなくとも収益を得て、懐に大金が舞い込んでくるなどだが、一旦立ち止まって「では何故そんな「上手い」話があるのか」を考えるべきだ。特に現代の「詐欺」は個人情報の漏えいから一方的に行動を牛耳られることが多く、データの扱い事項などやたら入力しないことだ。貪欲な世は人を企業を世間を迷わせ、人は、企業は貪欲になればなるほど慣れ、更なる欲に駆られる。個人的な欲は「ほどほど」が一番と悟ることだ。
Posted by ブクログ
「現代の忠臣蔵」というキャッチコピーがありましたが、まさにその通りでした。
登場人物の名前からはじまり、各所に本家・忠臣蔵のオマージュがちりばめられています。
主君(株式会社の社長)が不正を嫌う清廉潔白な性格ゆえに、商売敵に嵌められて外国で逮捕拘禁されること、会社が破産に追い込まれ、社員が辛酸をなめること、そして復讐のために地下に潜伏して好機を伺う「東京組」と、その動きにブレーキをかけるような副社長・石倉。
経済的なやりとりや政府高官を巻き込んだ不正、反社会勢力とのつながりなど、「現代版」のあれんじはされていますが、根幹が「忠臣蔵」ですから勧善懲悪の物語であることは想像がつきますし、主人公たちが窮地に立たされても、安心してハラハラすることができる作品です。
韓国ドラマの「梨泰院クラス」のような会社同士の対立を含む復讐劇を、ややマイルドにした雰囲気の作品で、楽しんで読むことができました。
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