緩和ケア医が、がんになって

緩和ケア医が、がんになって

1,144円 (税込)

5pt

3.3

緩和ケアに携わる身でありながら、萩原健一さんの命を奪ったのと同じ希少がんを患った医師、大橋洋平さん。初めて「患者として」実感した苦しみや気付きを朝日新聞に投稿し、大反響を呼んだ。消化液の逆流で一晩中椅子に座って眠ることを余儀なくされる地獄の日々。スプーン1杯しか食べられず、100キロあった体重が40キロ減って愛妻に当たってしまったこと……過酷な闘病と医学書には決して出てこない患者の真実を、得がたいユーモアを交えて明かす書き下ろし手記。

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緩和ケア医が、がんになって のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年09月18日

    授業で大橋さんが紹介され、気になったので読んでみました。

    「緩和ケア病棟は生きるところだ、最期を待つところだとは私は決して考えていない。」という旨の一文が印象に残っています。
    緩和ケアの説明で、初めて自分の中でしっくりときた言葉でした。

    学生時代の今、この本に出会えてよかったと思います。少しでも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月23日

    緩和ケア医として、というより、がんが転移したいちがん患者としての思いを赤裸々に語った内容でした。
    やはり医師なので自分の症状が客観的にわかりやすく語っておられ、癌患者の日常の大変さが、癌患者が身近にいない読者にも伝わりやすい文でかかれていました。
    嫉妬もするし、理想のようには生きられない、妻に怒鳴っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月10日

    病気になった人にしか分からない痛みや苦しみってあると思う。こういう闘病の本を読むことは、完全には理解出来なくても理解しようと努力し、少しでも寄り添えるようになるには大事だと思いました。

    確かに癌は、完治して克服することが素晴らしいし、美しいとされているのかも。そういう方々も本当に素晴らしいし、みん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    がんの緩和ケア医をしていたドクターが胃がんになったという話。

    手術と抗がん剤治療を受けながら、非常勤ながら仕事を続けて、旅行にも出掛けているみたいだから満足な予後だと思う。

    体重が100キロを超えていたというから、やはり肥満はガンのリスクを上げるのかもしれない。まだ50代というから若すぎる。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月29日

    稀少がんにかかり転移した緩和ケア医の実体験。実心情。医者だからと言って自身の予後がわかるわけはないし、最適と思える医療を自身の納得感をもって患者として受ける。そこには建前はなく本音。

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    Posted by ブクログ 2020年10月02日

    ホスピス緩和ケア医の著者が、希少がんジストに罹患。その心情を綴っている。
    終末期において「よく」など生きられない、と言い切ってくれるのがスカッとする。患者風を吹かせ、しぶとく生きていこうと語りかけるこの本でホッとする人が増えますように。

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