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【内容紹介】
「世界一受けたい授業」でも大反響!!
人口3万5000人弱の小さな町にある普通の公立高校・熊本県立大津高校。
時間は有限、使い方は無限。24時間をデザインするサッカー部の1日の練習は100分。
当たり前のことを人並み以上にやり抜く、「凡事徹底」の理念のもと、同校をインターハイ、高校選手権の常連に育て上げ、巻誠一郎、土肥洋一、谷口彰悟、車屋紳太郎、植田直通など、50名近くのJリーガーを輩出してきた名指導者・平岡和徳監督のチームマネジメントと人づくりに迫る。
【目次】
はじめに――小さな町の、普通の公立高校で
教師・平岡和徳の指導哲学
1……ゼロから1を創る
凡事徹底/大津サッカー部の目指すところ
2……24時間をデザインする
1日は有限、使い方は無限/「学校のモノサシ」を変えた朝練習/練習時間は100分/常識にとらわれない考え方をしてみる
3……個性を伸ばす
ストロングポイントを磨く――ハンカチの例え/本物に触れさせ、折れない節をつくる/杭も出過ぎれば打たれない
4……安心できる場所を作れているか?
オープン・マインドの姿勢とプレーヤーズファースト/チーム編成はオーケストラ/指導者も成長し続けなければならない
サッカー人・平岡和徳のルーツ
1……2つの出会い
先輩に憧れてボールを蹴りはじめた/「平岡って子は、他の子と少し違ってる」/セルジオ越後からの「宿題」
2……勘当されて、東京へ――古沼貞雄との出会い
東京からの1本の電話/全ての土台にある帝京時代/「父に認められたい」という思いが、エネルギーになった
3……筑波大学へ進学――田嶋幸三との出会いと、指導する立場への開眼
ドイツ帰りの田嶋幸三が持ち込んだ「お土産」/教育実習を通して、背中を押される/故郷、熊本で教員に
4……教師生活のスタート
外れた「思惑」がプラスに働いた/熊本を制したからこそ見えた「もっと高い山」
大津高校サッカー部・前史
1……県内初の体育コース設置
活気ある学校にという、OB校長の思い/強化種目は、サッカーとバスケット
2……弱小公立校にやってきた「助っ人集団」
手作りの強化/「大津町って、どこ?」から4ヶ月後の初タイトル/キャプテンの苦悩
3……初めて開けた全国への扉
勝てる確率は「1%」/耐えてつかんだ初優勝
4……「大津、また来いよ!」
惨敗――厚かった全国の壁/熊本、戦国時代へ突入
Posted by ブクログ 2017年11月03日
九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続けるのは、決して偶然ではなかった。
大津高校サッカー部監督を25年務めた平岡和徳先生のお話。
帝京高校主将、筑波大学を経て、選手としての選択肢もあったが、地元熊本に帰ってきた。
「職業は教師、仕事は人づくり」というその指導哲学がなんとも気持ちがいい!
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月09日
応援するサッカークラブにも大津高校出身の選手がおり、彼らは人間性で優れていると感じる瞬間が多々ある。どんな教育を受けてきたのか興味がありこの本を読んだ。高校生は多感な時期で、メンタルの善し悪しがプレーに影響しやすいために、人間性を鍛える教育に力を入れているとのこと。特に自己肯定感を高めるような声掛け...続きを読む
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