凡事徹底――九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続ける理由

凡事徹底――九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続ける理由

1,425円 (税込)

7pt

4.0

【内容紹介】
「世界一受けたい授業」でも大反響!!
人口3万5000人弱の小さな町にある普通の公立高校・熊本県立大津高校。
時間は有限、使い方は無限。24時間をデザインするサッカー部の1日の練習は100分。
当たり前のことを人並み以上にやり抜く、「凡事徹底」の理念のもと、同校をインターハイ、高校選手権の常連に育て上げ、巻誠一郎、土肥洋一、谷口彰悟、車屋紳太郎、植田直通など、50名近くのJリーガーを輩出してきた名指導者・平岡和徳監督のチームマネジメントと人づくりに迫る。

【目次】
はじめに――小さな町の、普通の公立高校で

教師・平岡和徳の指導哲学

1……ゼロから1を創る
凡事徹底/大津サッカー部の目指すところ
2……24時間をデザインする
1日は有限、使い方は無限/「学校のモノサシ」を変えた朝練習/練習時間は100分/常識にとらわれない考え方をしてみる
3……個性を伸ばす
ストロングポイントを磨く――ハンカチの例え/本物に触れさせ、折れない節をつくる/杭も出過ぎれば打たれない
4……安心できる場所を作れているか?
オープン・マインドの姿勢とプレーヤーズファースト/チーム編成はオーケストラ/指導者も成長し続けなければならない

サッカー人・平岡和徳のルーツ
1……2つの出会い
先輩に憧れてボールを蹴りはじめた/「平岡って子は、他の子と少し違ってる」/セルジオ越後からの「宿題」
2……勘当されて、東京へ――古沼貞雄との出会い
東京からの1本の電話/全ての土台にある帝京時代/「父に認められたい」という思いが、エネルギーになった
3……筑波大学へ進学――田嶋幸三との出会いと、指導する立場への開眼
ドイツ帰りの田嶋幸三が持ち込んだ「お土産」/教育実習を通して、背中を押される/故郷、熊本で教員に
4……教師生活のスタート
外れた「思惑」がプラスに働いた/熊本を制したからこそ見えた「もっと高い山」

大津高校サッカー部・前史
1……県内初の体育コース設置
活気ある学校にという、OB校長の思い/強化種目は、サッカーとバスケット
2……弱小公立校にやってきた「助っ人集団」
手作りの強化/「大津町って、どこ?」から4ヶ月後の初タイトル/キャプテンの苦悩
3……初めて開けた全国への扉
勝てる確率は「1%」/耐えてつかんだ初優勝
4……「大津、また来いよ!」
惨敗――厚かった全国の壁/熊本、戦国時代へ突入

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凡事徹底――九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続ける理由 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年11月03日

    九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続けるのは、決して偶然ではなかった。
    大津高校サッカー部監督を25年務めた平岡和徳先生のお話。
    帝京高校主将、筑波大学を経て、選手としての選択肢もあったが、地元熊本に帰ってきた。
    「職業は教師、仕事は人づくり」というその指導哲学がなんとも気持ちがいい!
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月09日

    応援するサッカークラブにも大津高校出身の選手がおり、彼らは人間性で優れていると感じる瞬間が多々ある。どんな教育を受けてきたのか興味がありこの本を読んだ。高校生は多感な時期で、メンタルの善し悪しがプレーに影響しやすいために、人間性を鍛える教育に力を入れているとのこと。特に自己肯定感を高めるような声掛け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月11日

    サッカーの監督、指導者としても大事なことを伝えてくれますが、何よりも人としてとても大事なことが詰め込まれている一冊です。
    指導者の存在というのはとても大事なことなのですね。
    すごく実感します。

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    Posted by ブクログ 2022年06月21日

    前半部分の大津の思想や24時間のデザインなどの話は興味深かった。ここまで学生時代なにかに打ち込めなかったし、何も考えずのうのうと生きてきた自分が悔しくなるほどに。

    ただ、後半の伝記パートは正直蛇足に思えた。
    人づくりとしての考え方や経験をもっと掘り下げたものがあったらよかった

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    前半は部活づくりとして大切な姿勢が書かれている。
    「凡事徹底」、当たり前のことを人並み以上に一生懸命やる。仕事はあくまで人づくり。この姿勢を大切にしたい。
    後半は大津高校の歴史などが書かれている。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月18日

    サッカーの本というより教育の要素が強い印象。

    言葉の作用と反作用を意識すること。
    諦めない才能の重要性。
    教え過ぎず、気づきを与えるような働きかけ。

    などスポーツ以外の組織の管理職に求められる内容に通ずる部分など多数あり、勉強になった。

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