高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集

高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集

2,145円 (税込)

10pt

4.0

野球は座学で上手くなる!

実際にあったプレーを挙げながら、
考え方、守備位置、カバーリング、
ルール等を全120問で徹底解説。

【例題】
1死二、三塁の場面で打者が犠牲フライには十分な飛距離のセンターフライを打ちました。三塁走者に加え、二塁走者もタッチアップしそうな雰囲気です。このとき、三塁走者が気をつけるべきことは、何でしょうか?

【解答・解説】
できるだけ早くホームベースを踏むことです。たとえ本塁が悠々セーフのタイミングでも、二塁走者が三塁に走るとなれば話は別です。自らが本塁を踏む前に二塁走者が三塁でタッチアウトになれば、得点は認められないからです。

<実際にあったプレー>
2018年8月30日の阪神対ヤクルト戦。阪神は5回裏、1死満塁のチャンスに糸原健斗が飛距離十分のセンター左へフライを打ち上げました。三塁走者の鳥谷敬はタッチアップから本塁へ。と同時に二塁走者の梅野隆太郎も三塁へとタッチアップしました。センターの青木宣親からショートの西浦直亨を経由して送球は三塁へ。鳥谷がホームを踏むのよりも先に梅野がタッチアウトとなり、阪神の得点は幻になってしまいました。この走塁に金本知憲監督が「ちょっと信じられない。見たことない。ありえんことが起こっている」と言えば、三塁コーチャーの高代延博コーチは「開いた口がふさがらない」とぼう然としていました。

著者は、以下のように述べています。

力対力の能力勝負になれば、素材で上回る方が勝ちます。素材の差を埋めるのは、「頭を使うこと」です。
幸い、野球には“間”があります。プレーとプレーの間に考える時間があるのですから、それを利用しない手はありません。ルールを知らないスポーツを見てもおもしろくないように、知らないというのはマイナスです。
野球は、グラウンド以外でも、座学でもうまくなります。たとえ練習が休みでも、練習時間が短くても、自宅でも、通学の車内でも、その気になれば、いくらでもうまくなるのです。ぜひ、チーム全員で本書の問題にチャレンジしてみてください――本文より


田尻賢誉(たじり・まさたか)
1975年兵庫県生。学習院大学卒。ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに。高校野球をはじめ、徹底した野球の現場取材に定評があるほか、指導者、中高生、父兄への講演活動も行っている。『機動破壊』、『機動破壊の秘策』、『機動破壊の解析力』、『高校野球は親が9割』、『超強豪校』、『激戦区を勝ち抜く方法』(すべて小社)など著書多数。

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高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月07日

    私自身の野球歴は短くは無いと思うが、それでも本書に取り上げられている問題を解いている中で、あやふやなものもたくさんあった。
    こういう時はこう、といった「考え方」も示されているので、参考になった。

    チーム全員で問題を解くのも良さそう。

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月18日

    野球の偏差値をあげる問題集。自チームに合わせて問題を作り、宿題、雨の日のミーティングに最適。
    野球指導者、監督が答えられない問題もたくさんあると思います。
    指導する上で知識は重要です。知らず知らずにたまたま出来ちゃった、よりもしっかりと理解して出来なかった事が出来るようになった方が絶対に楽しいです。...続きを読む

    0

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