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競泳のレースでは、あっという間に終わる種目も、15分以上続くような種目もあります。短距離、長距離、どちらの選手にも共通することは「練習時間が長く、持久力・瞬発力の両方を使うこと」。そのためには、赤血球や筋肉の材料として使われる栄養素、「鉄」がとても大切です。
体内では、いろいろな細胞が一定の周期で作り替えられています。鉄がしっかり体に取り込まれないまま作られた新しい細胞は、未熟なまま体で使われていくことになります。
3カ月後、半年後、1年後を見据え、練習同様、鉄摂取をコツコツと積み重ねて欲しい。
この本は、そんな思いを込めて編集した競泳のジュニア選手とその保護者のためのレシピブックです。競泳選手のための食事の知識満載のコラムとテーマに沿ったレシピを10章分掲載しています。
<著者について>
松田幸子(まつだ・さちこ)
日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士。管理栄養士。健康運動指導士。女子栄養大卒。
自身がジュニア競泳選手時代の合宿の食事が原因でケガをしたことより、どんなレベルや年齢の人に対してもケガのない体づくりを指導することを目指している。フィットネス企業でジムトレーナー、スイミングインストラクター、管理栄養士として従事した後、フリーランスとして年間1000件以上の運動指導と栄養教育を実施。現在はチーム「Total Wellness Consulting」で運動、食事、メンタルを柱としたサポートを行っている。ジュニア世代の競泳選手をメインにサポート。男女問わず成長と発育を考慮した指導に定評がある。
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