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無知であれ、弱者であれ。無力を知ってこそ、自由に生きることができる。「無知無欲であれ、無為であれ」「足るを知るものは富む」孔子の『論語』が儒教の根底思想として親しまれてきたのに対し、『老子』は道家の神髄を説いて人々に寄り添ってきた。ともに2500年以上の歴史の検証に耐えてきた思想書である。自己研鑽し、学問を通して知識を増やすことは、かえって人間を不幸にする。現代も推奨される「勝ち残り」社会を強く否定する老子の思想は、いつの時代にも人々の心を癒し、そして弱者を鼓舞してきた。格差が広がり、人々の価値...続きを読む
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Posted by ブクログ 2020年06月10日
老子関連の初読としてとっつきやすい。はじめの一冊に。
備忘録
・玄徳(奥深い本当の徳)のすすめ。物を生み出し、養い、それを自分のものとせず、恩恵を施しても見返りは求めず、長となっても支配し威張ったりしない。
・成功し偉そうな顔をしていると、いずれ身を滅ぼす。財産や地位が家いっぱいにあり続けると、...続きを読む