春が来たら、桜の花びらふらせてね。

涙鳴

限られた人以外の前では言葉が出なくなってしまう“場面緘黙症”に苦しむ冬菜は、イジメられた経験に苦しみ、ひとりでいたほうが楽だと思っていた。しかし、入学した高校で明るく人気者の夏樹と出会う。夏樹は冬菜が話せないことをなぜか知っていたが、気にせず話しかけてきて、春には桜の花びら、夏には朝顔など、いろいろな贈り物をする。冬菜は夏樹に心を開いていくけど、夏樹はたまに苦しい表情を見せる。じつは、冬菜に言えない過去を抱えていて…。心がちぎれそうな恋に大号泣!!

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: スターツ出版
• 掲載誌・レーベル: 野いちご文庫
• ページ数: 328ページ
• 電子版発売日: 2019年03月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★★★]

優しいストーリー。
苦しみをこんなに理解し合えるの？
なんだか考えさせられた。
「心と言葉が一致してない」よくあることだなぁって….
思ったことを口にしたら嫌われるとか、思ったら一致しないことしてる自分。
心が冷たい大人になってる。
一致させていきていけばパニック障害にもならなかったのかもしれない。