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Posted by ブクログ
捻りのない感想で恥ずかしいのだが、シンプルにベルダンディーの美しさや優しさなどを内包した魅力が彩られている これまでの表紙にも、女神感は強く出ていたけど、この(17)が、最もキュンと来ちまうなぁ そんなドキドキを抱えたまま、お勧めの三話を紹介 Chapter.195「死ぬほど好き」 サブタイトルこそ...続きを読む、やや物騒だな、と思うものにしろ、中身はその通りだな、と思ってしまうストーリー 元より嘘が吐けない螢一が、心の底から放った本心からの「好き」は、ベルダンディーすらKOさせる。言霊ってあるよなぁ、と思った。ウルドのお薬とペイオースの特訓で、「+」どころか「×」の効果が発揮してるんだから、そりゃ、力ある言葉になる ベルダンディーだけじゃなく、他の女神まで「好き」酔いさせちゃうオチが、この作品らしい Chapter.201「また、会いましょう」 ゲートへの嫉妬で爆発っ娘とベルダンディーが化す、chapter.200「この扉を開くのは、アナタ♥」も良くて迷ったのだけど、インパクト重視でこちらに 女神が登場する漫画は多いけれど、大砲で撃ち出すなんて、この『ああっ女神さまっ』くらいじゃないだろうか。空中に展開しているゲートに向かって飛んでいく時のペイオースの顔と悲鳴は、実に好かった また、恋愛を知りたがっているゲートに対し、優しさを惜しまない一方で、螢一は渡さない、と言う意思表示はしっかりと示すベルダンディーの独占欲が強い一面にもグッと来た Chapter.206「祭り」 ファンタジー系のアクションや、メカのデザイン、レースの熱さを表現させたら右に出る者がいないのが藤島康介先生だな、と感じる回 三女神とローレライの合唱シーン、あまりの圧巻さに、魂が揺らされる歌が聞こえてきそうだった。歌の力ってのは、偉大だな。歌詞はともかくとして、旋律は世界共通だ。アホくさい戦争を本当の意味で止められるのは、核や毒、武力や財力なんかじゃなく、本当に美しい歌なのかもしれない また、ローレライの長による水抜きにジェラシーを覚えたベルダンディーが、螢一の頬に情熱的なチューをするシーンもまた、トキめいた。これ、水じゃなくて、魂まで抜かれちゃうんじゃ この台詞を引用に選んだのは、「!!」って感じで衝撃が来たので この『ああっ女神さまっ』に限らず、藤島先生の他作品がどれも心が震えるのは、藤島先生が、「もっと面白くするには、どうしたらいい」と悩み、考え、挑んだから 本当に良い作品ってのは、幾度もの失敗の上にこそ成立するんだろう 改めて、何百回も転んで、殴られて、ぶっ飛んで、傷だらけになっても、まだ戦う意志を捨てない藤島先生への尊敬度が高まった
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藤島康介
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