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最先端の生命科学が扱う「生命」と、日常生活の中で思う「いのち」は、同じもの。科学の進歩がめざましい現在だからこそ、そのふたつをつないで語る必要があるのではないか? では、どのように語ることが可能か? 生物学者でありバイオアート作家である著者が、5つのアプローチで論じる。刺激的な生命論。
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Posted by ブクログ 2013年05月05日
生体を研究し、細胞を創る。人類がこれまで踏み込んだことのない、ある種神聖さを感じさせる生物の領域を考えるにあたり、そもそも「生命」って?という疑問を問いかける本。ここにも宇宙への入口があります。
Posted by ブクログ 2013年04月19日
生命というものに対する見方、考え方についての本。まず、生命科学、特に著者が専門とする合成生物学の「つくりながら理解する」というアプローチを紹介し、次に、合成生物学が社会にどんな問題を提起するかを細胞をつくる研究会の活動紹介を通して述べ、さらに、生物学・生命科学の思想史の中で合成生物学ひいては生命を理...続きを読む解するということがどう位置付けられてきたかを追う。ここまではかなり科学者サイド。このあと著者は、社会での生命に対する見方、特に美学でのそれが生命科学とどういう関わりを持ってきたかを紐解き、最後に現代の生命に対する見方を考える上でバイオアートが担う役割を宣言する。後半はかなり「文系」。著者は生命に対する見方を考える上で、生命科学の研究者が生命を考える別の体系としての美学を参照した方がいいと考えて、実践している。 パスツールからバイオパンクまで、多様な話題が一冊に詰まっていて、オムニバスとしても楽しめる。
Posted by ブクログ 2013年03月28日
非常に共感すべき点あり。自分自身何ができるのか、どうアクションすべきかのモチベーションになった。やはり自分は生命科学そのもの、そしてそれを取り巻く多くの分野とのつながりに興味がある。
Posted by ブクログ 2013年11月02日
近年のトレンドである、合成生物学・構成論的生物学の紹介。数多くの研究者たちによって試みられてきたボトムアップな思考がきれいに纏められており興味深い。最後のあたりはやや冗長ではあるものの、新書でこういった内容を扱ったものは他になく、満足のいく一冊。
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〈生命〉とは何だろうか――表現する生物学、思考する芸術
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岩崎秀雄
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