田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし

869円 (税込)

4pt

パン屋になって考えた。劣悪な労働環境のおかしさ、腐らないパンのおかしさ。ならば自分は人と違うことをしよう。「菌本位」のパンづくり、そして働いただけ、働く人に還元できるパンづくり。そのために、よりよい場所を求め、岡山県・勝山へ。資本主義の未来は、この本に詰まっている。文庫化に際し、さらにビール造りの場を求めて鳥取・智頭町へ行ったその後の話も掲載。

...続きを読む

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    【動機】働き方や地域経済に興味があったので

    「食」や「経済」「お金」などに問題意識を感じていれば、とてもおもしろく読めるのではないかと思う。

    働いて利潤を出す「腐らない経済」の話はとてもわかりやすく、問題の一端が見えたような気がした。

    くりかえし読みたくなりそうなので ★5。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    筆者の人間性や考えが随所に表れており、多くの共感するところがあった。マスプロの一端を担っている今の自分の仕事に疑問を感じつつあったが、その疑問点への解となりそうなエッセンスが感じられたのが収穫。提供者側が信念に基づいて正しくつくり、利用者がそれに正しく対価を支払う。互いに尊重し合う関係性構築がこれか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月13日

    資本主義と商い。著者の実体験による体当たりが、この悩ましきテーマに光をぶっさしてくれる。ほんとうの商いって、心地よくて、喜びに満ちたものなんだって、教えてくれる。
    金本位制ではなく菌本位制の「腐る経済」というキーワード
    も秀逸。学者のマルクス解説とは全く違う、血肉が通った労働者そして経営者の立場から...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    ・脱サラして田舎でパンを一から作って売っている人が書いた本。
    ・市販の普通のパンは酵母を精製して作っているため添加物も多く体に悪い。
    ・利益を生まないことで不正のない本当のビジネスを実現できる。
    ・マルクスの資本論を読んでみたくなる。
    ・酵母の話が面白かった。
    ・パンへの興味が湧いた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月18日

    タイトルに惹かれて読んだら、思想に共感した。マルクスの資本論の市場経済に対抗するために、野生の菌にたどりつく。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月09日

    フィットネスビキニ選手の安井友梨さんがブログで紹介されていたタルマーリーのパンが食べたい食べたいと念仏のように来る日もつぶやいていたところ、夫が購入してくれました。一口食べたとたんに大ファンになり、ネットで調べているとオーナーの書籍が見つかり今に至ります。パンと経済を共存するにはどうすればよいのか、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月10日

    酵母は意志のある生き物なのかもしれないと思った。タルマーリに行ってみたいし、各地に同じ志の人々や生活が増えれば嬉しいなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月29日

    読み進めながら、まったく違う分野で仕事をしているのですが、うなるところが多々ありました。

    たとえば、イースト菌と自然の菌の違い。とにかく速く仕事ができる人たちを集めて効率だけを重視したイースト菌と、いろんなやつがいるけれどひと味違ったものが作り出せる自然の菌。

    そして手のかけ方とかとか。

    仕事...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月03日

    ツイッターなどで見かけ、気になっていた本書。
    いつか読もう読もう、と思う内に、気がついたら文庫になっているではありませんか!

    イーストなどを使用せず、天然酵母や天然麹菌によってパンをつくり、店を経営する著者による本書。
    面白いのは、マルクスの『資本論』をはじめ、いくつかの経済書を引用しながら、彼ら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月23日

    「ソフトランディングはできないものか」

    この本が文庫化される前の話。「エンデの遺言」を読んだ後、書店に並んでいるのを何気なく手に取った。当時地域で通貨を発行するというアイデアは当時意外と扱われていた。村上龍の「希望の国のエクソダス」とか、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」とか。

    田舎で天然の...続きを読む

    0

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社+α文庫 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

渡邉格 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す