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「こんにちは、憲法です。70歳になりました。わたしがリストラされるといううわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか」そんな科白からはじまる、芸人・松元ヒロ氏のひとり芝居『憲法くん』の舞台を、平和を愛してやまない絵本作家・武田美穂氏が絵本に仕立てます。憲法改正の動きが急な状況のなかで、本書は静かに、心をこめて、「日本国憲法」の大切さを訴えます。
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Posted by ブクログ
『未明の砦』の中で若者たちが本を読み漁り、自分達の権利に気付いていくのですが、その中の一冊です。
対象年齢小学生から大人までの絵本。
憲法は学校の授業で教わったはず。誰もが等しく持っている権利をきちんと学んだはずなのに、日々の暮らしの中では権利を剥脱されている人がなんと多いことか。
自分に権利があることを知らずに剥脱されている人も多いと思います。やはり、“知っている”ということが武器になるのだと思います。
そして作者の松元ヒロさんのおっしゃる通り、憲法の前文のなんと美しいことか。
今の現実に合わないと言われることもありますが、
『理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか』
確かに!
でも、この絵本の中の憲法くんは、『わたしをどうするかはみなさんが決めることです』とも言っています。
“知っている”ことと同時に大切なのは“考える”ことだと思います。
自分の国のことだもの。自分の頭で考えよう。
Posted by ブクログ
松元ヒロさんが好きだ。
ここ数年、公演にはほぼ行っている。
ずいぶん前、今はない安田生命ホールでヒロさんの公演を見たときが「憲法くん」の初見。そのときだったか、座席からやはり今は亡き談志師匠が出てきてヒロさんを絶賛した。特別なお墨付き感でさらにファンになった。
それが本になったと知ったのはずいぶん経ってから。
本にして問題提起をしたいね的な雑談をしたことはあったけれど、
実際に形にした編集者がいた。
こういうふうになるのね、と感慨深い。
挿絵もかわいらしくてこの本らしい。
途中で挿入される憲法の前文は、リズムが詩のようで美しい。
公演でこの部分を一気にヒロさんがまくしたてると、
客席はシーンとなって、やがて拍手が起こる。
目で読むと、また違った趣きがある。
企画の勝利。だと思う。
憲法改正の動きについて、「現状と憲法が合わない」という意見が出てきていることに対して
*理想と現実がちがっていたら、
ふつうは、
現実を理想に近づけるように、
努力するもの
ではありませんか。
Posted by ブクログ
芸人・松元ヒロさんのひとり芝居「憲法くん」、憲法施行70年という節目に絵本作家の武田美穂さんとのコラボで製作された絵本です。
「憲法くん」のネタの全文とヒロさんからのメッセージ、そして日本国憲法という3部構成です。永六輔さんが亡くなる前、ヒロさんに「9条をよろしく」と託した話しなども紹介されています。
「絵がちょっと若過ぎ」などと思いながら、実際の舞台のヒロさんの声や姿が浮かんできました。まだ舞台を見ていない人でも十分にヒロさんの言葉が伝わってくる、「飛び出す絵本」とでもいうような感覚になれるものだと思いました。先日舞台を観た我が家のおばあちゃんも、「ヒロさんがいる」と、とても喜んでいました。
この絵本、時々に読み返して自分の中でしっかり根付かせようと思います。
お勧めの一冊です。
子供にも分かりやすい
絵と簡潔な文章で、憲法の本質を分かりやすく解説してくれます。小さいうちにこの一冊で憲法の基本を知っておくことは、きっと将来の役に立つと思います。
憲法くん
ラジオで紹介されていたのを聞いて買ってみました。分かりやすくよくできた本です。絵本ということを気づかず、短い本でしたが、内容は考えさせられるものですね。
Posted by ブクログ
小1の娘が武田美穂さんの絵本が好きで、武田美穂さんの絵本を探しているときに見つけた絵本。
とても良かった!!
憲法について学んだのは小中くらい(?) 当時あまり興味がなく、そのまま曖昧な理解のままアラフォーになってしまいました。この絵本は簡潔に分かりやすく書かれており、大人にも子供にもいい本だと思います。
日本国憲法は素晴らしく、全世界で共有できたら戦争なんて起こらないのに、そうではない悲しい現実。
今まで戦争は起こらないと思っていたのが、ロシアのウクライナ侵攻で、日本もいつ戦争に巻き込まれるか分からない世の中になったのだなぁと思います。日本が戦争をしないと決めていても、他国から攻められる可能性はやはりあるわけで、その時どうするのか…。
【メモ】
憲法は、国の力を制限するための、国民から国への命令書だということを、知っていますか?
強くて大きい国の力を制限し、国と個人の関係を対等にするには、とてもだいじなことなのです。
だから、わたし、憲法くんは、個人こ自由がうばわれないように、国をおさめえう人たちが、自分勝手な政治をおこなわないように、歯どめをかけているんです。
わたしというのは、戦争が終わったあと、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか。
理想と現実がちがっていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。
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