おおきなのっぽの、（２）

柴

小学四年生の古戸蛍は、総菜店｢竹宅亭｣の一人娘。平凡な小四女子の蛍ですが、彼女の身長は170センチ! そして日々成長しているのです。おおきなのっぽの小四女子とその周囲の人々の、家庭や学校でのゆかいな生活や成長を四季の移り変わりと共に描く日常系4コマ完結編。

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 月刊少年シリウス
• 電子版発売日: 2017年10月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 51MB

[通りすがりの端役 · ★★★★★]

前巻から少しだけ季節が進んで主人公を始めみんなが少しだけ成長しました。主人公を取り巻くキャラたちのことも掘下げられて世界も少しだけ広がりを見せています。最終巻ということで物語は一旦幕を閉じますが、これからみんながどんな成長をしていくのか想像しながらまた会えるのを楽しみにしたいと思います。

[ブクログ · ★★★★★]

ほんと、好きで応援している四コマ漫画が、知らない間に終わっていると凹むなぁ
こんだけ良い、ほのぼのが漂っているのに、何故、終わっちまったのか
ただ、編集部が、この『おおきなのっぽの』を打ち切った理由は聞きたくないってのも本音
つくづく思う、私は編集者にはなれないなぁ、と
漫画誌の編集者ってのは、人気が出る漫画を漫画家に描かせるのが仕事だ
私みたいに、私にとって面白けりゃ、それでいい、って考えて漫画を読んで楽しんじゃうタイプは、編集者には向いてないだろう
時には、シビアになって、人気が出るよう、流行に乗っかった内容を、プロとしての信念を曲げさせて描かせなきゃいけないんだから、編集者ってのは本当に漫画を作るのが好きでなきゃ出来ない仕事なんだろうな
まぁ、それはさておき、女子小学生の体と心がちょっとずつ成長していくストーリーには、本当に癒された
できりゃ、次回作の主人公もＪＳにしてほしいなぁ
ただ、中学生になって、違う所も成長した蛍が見てみたいってのも、偽りなき本音
この『おおきなのっぽの』には、小学生らしい、仄かな恋心の香りがうっすらと薫っていたが、中学生となれば、その濃さは増すだろう
なので、もし、成長した蛍たちが再登場する作品となるなら、恋愛がメインだと嬉しい
あくまで、私の印象だけど、蛍にはノリ弁さんとくっついてほしい
赤井くんが良い奴なのは知ってるし、お似合いじゃない、とは言えない
ただ、これは、ほんと、私の趣味だ。年の差恋愛、グッと来る
並んで歩く時に、蛍と身長差がないのも、ノリ弁さんだろう。赤井君だって成長期を迎えりゃ、身長も伸びるだろうが、蛍のそれに追いつける保証もない
好きになりゃ、相手が高身長である事は気にならないが、デートをした時、ふとしたタイミングで、自分の方が彼女より背が低く、しかも、周囲に好奇の視線を向けられたと気付いちゃうと、結構、傷つくんだよなぁ
なので、年齢と身長の差で考えた時、蛍のパートナーに相応しいのは、ノリ弁さんだ、と私は思うのだ
蛍はお母さんに似て、恐らく、胸の成長も著しそうだ。そんな彼女に対し、ノリ弁さんの理性が耐えられるか、そこも微妙な気がする。まぁ、その忍耐に忍耐を重ねる、男らしい姿を眺めるのも楽しみの一つになりそうだが
個人的にお勧めの話は、３８話だ。最終話ではない。３８話である。理由は色々とあるが、希望が持てる、それに尽きる
この台詞を引用に選んだのは、お母さんだなぁ、と感じたので。やっぱり、娘と同じ道を歩んで来たからこそ、こんなアドバイスが出来るんだろうなァ。蛍が途中で投げ出さない、と信じているからこそ、か