マグロ大王 木村清 ダメだと思った時が夜明け前

木村清

2013年の築地初競りで、本鮪を｢史上最高値1億5540万円｣で落札し、日本中の注目を集めた｢すしざんまい｣。2001年の本店開店以来、急成長を続け、日本はもとより海外にまでその名をとどろかせる｢日本一有名な寿司店｣。業界に衝撃を与えた24時間年中無休の営業スタイル、また、それを実現するため仕入れから流通までどのような改革を為し得たか、知られざる前代未聞の挑戦をあますところなく語り尽くす初の自著!

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経営・企業
• 出版社: 講談社
• 電子版発売日: 2016年05月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[アリーナ · ★★★★★]

初心に返らせてくれる一冊

この方に興味を持ち始めたきっかけは、すしざんまいのパチンコ。
当たっている時の音楽を聞いていると、
「人はけして一人では生きていけない。人は人の喜びによって生かされる」というフレーズに感動。調べれば調べるほど魅力が溢れる木村社長の本も購入し、ああ、一人でやっている気になってる方は多いけれど、本当は色んな方に生かされてるんだなあと原点に立ち戻らせてくれる一冊でした。

「成功体験を言っているだけ」とか、「マグロ解体ショーはPRでしょ？」とか言っている方は、木村社長の何を知っているのかと問いたい。

この方の人間性、生い立ち、お母様との思い出。これは全部真のことだと、読んでいて心に染み入りました。

行ったことがなかったけれど、今週初のすしざんまいへ行きます。

いつか、木村社長とお会いして写真を撮るのが夢になりました。

素敵な著者を、ありがとうございました！

[ブクログ · ★★★★☆]

すしざんまいの社長で実業家の著書
ソマリアの海賊を撲滅したことはなんとなく読んだことある程度やったけど、途上国の人達とビジネスをしていく話は感動する。
この社長さんのような器はないけど一生懸命がんばることって大事だなーと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ビジネス書というより単に読み物として面白かった。
寿司一本というより、いろんなことに手を出しまくって、動きまくって考えまくっていたんだなっていう。
数字の裏にある現場感を透けて見えているから、会計の数字が肌感で分かるって話がこの人っぽさを表しているなーと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

よくある半自伝的ビジネス本といってしまえばそうなんだけど、経営における原理原則が詰まってる。ソマリア海賊のくだりもさらりと。個人的には首尾一貫して、マグロを安定供給させるための独自ルート開拓、備蓄と呼ばれる独自の生産方式のくだりが面白かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

”…あぁ、そうですか。成功した人の体験談なんだね…”
といった、冷めた見方でこの本を読めばそれで終わりだろう。

この本の著者は、元航空自衛隊の経歴があり、紆余曲折の人生経験の末に
たどり着いたビジネスである寿司屋ビジネス【マグロビジネス）の経営者。

回遊魚であるマグロだが、上質な仕入れのためには、時と場合では、
紛争地域ですらもチャンス　　と著者の考え方も驚きだ。
単なる金儲けではなく、紛争や戦争の原因を考え、
海賊稼業に手を染めるしかなかった現地人にビジネスチャンスを与えることで
経済効果を生み出しつつも、間接的に地域貢献したことも面白い。

ある意味、興味深い一冊でした。