我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!

我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ!

1,155円 (税込)

5pt

3.8

根源なる「歌」をもとめて。現代日本を代表する詩人が語る魂の軌跡!戦時下に多感な幼年期を過ごした「非常時の子供」が、傷を抱いたまま詩人となるまで。詩壇へのデビュー。アメリカ、ブラジルなどの海外体験。内外の芸術家、哲学者、小説家たちとの交流。そして、言葉の限界を極限まで突き詰めた詩作活動の根源に至るまで。世界的評価も高い現代日本最高の詩人が、自ら内面の軌跡を縦横無尽に語り尽くした驚きの「詩的自伝」!!

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我が詩的自伝 素手で焔をつかみとれ! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    吉増剛造を知らなかったことを後悔した。
    こんな自伝は空前絶後だ。
    言葉を求める詩人の呻くような自伝であり、
    ブラジル人の夫人に出会わなければ自死していたであろう男の極限の叫びが響き渡る。

    詩人というのは、魂の表現者なのだ。
    心の底、海の底、夢の底まで潜り、始原としての言葉を紡ぎ出し、それを表現(読

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    すごくおちゃめな人。根底に流れているのが人間肯定の気持ちだから、この人の詩は心に明るく残りつづけるのだと思う。

    0
    2016年12月29日

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    詩人・吉増剛造氏が語る、自身の半生と、生まれた詩作が織り成す本。
    大戦が始まり、敗戦と戦後復興の空気を生々しく語っている。時代の暗い雰囲気が自身の創作(変人気質の性格?生きづらさの正体?)の根幹にあることを強調する。
    それを払拭するかのように?欧米の文化――聖書体験と洗礼が節目として語

    0
    2016年06月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大学で教わっている先生いわく、マラルメ以来の狂人という吉増剛造の語り下ろし自伝。戦中の体験、非常時の思考から現在の破格の活動の謎に至るまで語り尽くす。しかし、語っていることを読んでも理解し尽くせないというのがまた計り知れないんだよなぁ。

    0
    2016年05月21日

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