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2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、 大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか? (ブルーバックス・2015年7月刊)
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Posted by ブクログ
現在活動中の火山は世界中に数多くあるが、1億年前には日本列島の何倍もの大きさの超巨大火山がいくつも活動していて、プレートテクトニクスによる巨大大陸分離の動力源になっていたらしい。 それを探ることは、そもそもマグマはどのように生成されるのか(マグマは基本的に地表近くの地殻とマントルの境目でしかできな...続きを読むい)、マントル対流はどうやって起きるか、地磁気はどう起きるか、何故反転するか等の疑問の解明につながるという。 まだまだわかっていないことだらけのようだが、わかっていないことを知ることも面白い。
御嶽山噴火などどうしても個々の火山に目が行きがちな火山学。それよりもスケールの大きい研究についての本。 プレートテクトニクス、プレートの沈み込みと火山の関係、溶岩プルーム、などについて学べた。 プレートが沈み込むとき大量の海水がマントルに引きづりこまれそれが岩と混ざることで融点が下がりマグマが...続きを読む上昇できる、と。地球とはなんと不思議な星か。
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佐野貴司
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