〈学級〉の歴史学 自明視された空間を疑う

〈学級〉の歴史学 自明視された空間を疑う

1,760円 (税込)

8pt

4.2

理想論・タテマエ論への違和感の根源――「学級」という幻想! 我々はどうして席に座って教師の話を聞いていたのか? それは教育の普遍的システムなのか? 〈崩壊〉という事態は何なのか? 近代の発明品〈学級〉の歴史性と限界を暴き、自明視された空間で暮らす子どもと教師を救済する! (講談社選書メチエ)

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〈学級〉の歴史学 自明視された空間を疑う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年03月30日

     副題に“自明視された空間を疑う”とあるが、まさにそんなかんじ。学校と学級は不可分のように見えるが、そうではないこと。まさに意志によらずパックツアーのように他人といっしょに押し込められるのが学級であり、ハンバーガーチェーン店のように画一化された製品(学生)を生み出す目的をもって組織されたのが学級であ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月08日

    「学級」がどのように成立してきたか、を教育以外の業界の事物とのアナロジーも含めつつ解説する一冊。

    「学級」の原点を、モニトリアルシステム(助教法)にあるとし、それがイギリスの階級社会・宗教対立の狭間でどのように変遷していったのかを最初に解説する。
    次に、日本に持ち込まれた教育制度が、日本の農村社会...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月24日

    学校は学級を作り、子どもは学級を通して、成長していく。

    これは自明のものではなく、単に今までの時代に通用した特異なシステムだったとする著者が教育社会学的手法を通して、その理由を明らかにした本。

    教育界で当たり前だとしないことが重要だと感じた本だった。

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    Posted by ブクログ 2010年07月14日

    [ 内容 ]
    我々はどうして席に座って教師の話を聞いていたのか?
    それは教育の普遍的システムなのか?
    「崩壊」という事態は何なのか?
    近代の発明品「学級」の歴史性と限界を暴き、自明視された空間で暮らす子どもと教師を救済する。

    [ 目次 ]
    第1章 「学級」を疑う
    第2章 「クラス」の誕生と分業され...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年06月27日

    「学級」は18世紀はじめイギリスで普及し、明治日本がそれを取り入れた。
    すぐに自立することを要請されている「労働者階級」の子供は、学級による統治と長い期間を想定している学びを嫌う(無頼伝涯か?)

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