女装と日本人

女装と日本人

1,265円 (税込)

6pt

ヤマトタケルの神話、中世の女装稚児、歌舞伎の女形、江戸の陰間、現代のニューハーフ……。 なぜ私たちは性別を越えたものに心ときめくのか? "女装"を軸に日本文化史を読み直す。(講談社現代新書)

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女装と日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月29日

     キワモノ系の本かと思って読んだら、かなりアカデミックな内容で驚いた。著者は、戸籍上は男性で、M t F のトランスジェンダー(性別越境者)で、社会・文化史研究家。日本最初のトランスジェンダーの大学教員となった。

     本書は、「古代から近代までの日本の歴史の中の現れる女装に関するさまざまな事象を取り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月06日

    一冊の中に神話の時代から現代までぎっしり内容が詰まっていて面白い!日本は異性装に寛容であったことが歴史からよくわかる。
    明治の戸籍制度の始まりによって女装した男性が男性と共に生活していくことができなくなったというのも納得だった。

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    Posted by ブクログ 2011年08月10日

    2008,三橋順子,「女装と日本人」講談社現代新書

    日本で、古代よりどのような場面で、どのような人が女装を行ってきたか、社会はそれを、どのように受け止めていたか、というところが序章。そこから、近世、近代、現代と時間をたどっていく。
    勉強になったのは、西欧諸国以外の世界では、かなり女装の男性が活躍し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月12日

    女装したヤマトタケルのクマソ討伐の逸話にはじまり、江戸時代の陰間・女形、明治以降の近代化と女装に対する世論の変化、そして新宿のコミュニティに代表される現代の女装文化の発展など、自信も女装家であり性社会史研究者でもある著者が日本の”女装史”を紐解いています。写真・新聞記事・絵画など図版も豊富で、わかり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月24日

    日本のなかで広く容認されている、女装者の姿に迫った本。

    ニューハーフが外を歩いても安全なのは、日本とタイだけだそうだ。
    それを歴史的背景から説いており、とても興味深い内容になっている。

    なにより著者自身が性的越境の女装者なので、一つ一つに説得力もあり、体験談も楽しく読める。

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    Posted by ブクログ 2023年05月15日

    神話から現代までMtFを中心に丁寧に解説された本。少し古い書籍ですが、楽しめました。

    なんで興味を持って読み始めたかは覚えてないんですが、まあ現在LGBTQをはじめ様々な議論が巻き起こっている世界なんでね。

    この本を読んで感じた雑な感想で言えば人間の認識や常識、価値観なんて簡単に変わるんだなぁっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月15日

    古代からの現在に至る女装とその周辺のことを、時に脱線しながらもマジメに書かれた本で大変勉強になりました。
    テレビで次々にオネエキャラの人たちが登場して受け入れられているのって、なんか不思議だなあと思っていたのですが、日本に歴史的な背景があるのがよくわかりました。

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    Posted by ブクログ 2010年11月23日

    [ 内容 ]
    ヤマトタケルの神話、僧侶と女装の稚児の恋、歌舞伎の女形、江戸の陰間茶屋、夜の新宿ネオン街…“女装”を抜きに日本文化は語れない。

    [ 目次 ]
    序章 日本人は女装好き?
    第1章 古代~中世社会の女装
    第2章 近世社会と女装
    第3章 近代社会と女装
    第4章 戦後社会と女装
    第5章 現代日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    半ばナナメな気分で手に取ったが、面白かった。特に「日本では女装者/トランスジェンダーに対する差別はほぼない」という視点に立っているところ。プロテストの本じゃないところに好感をもった。また女装者≠女性ではない、と明示しているところ。トランスにはトランスなりの魅力があるのだ。だからこそ「パス(女性として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月29日

    トランスジェンダーである三橋順子さんが誘う、
    「女装と日本人」は講談社現代新書。

    堅苦しくなく、神話の時代から紐解く説には
    納得させられると共に、読みやすくハードルも低い。

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