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Posted by ブクログ 2021年06月29日
キワモノ系の本かと思って読んだら、かなりアカデミックな内容で驚いた。著者は、戸籍上は男性で、M t F のトランスジェンダー(性別越境者)で、社会・文化史研究家。日本最初のトランスジェンダーの大学教員となった。
本書は、「古代から近代までの日本の歴史の中の現れる女装に関するさまざまな事象を取り...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月10日
2008,三橋順子,「女装と日本人」講談社現代新書
日本で、古代よりどのような場面で、どのような人が女装を行ってきたか、社会はそれを、どのように受け止めていたか、というところが序章。そこから、近世、近代、現代と時間をたどっていく。
勉強になったのは、西欧諸国以外の世界では、かなり女装の男性が活躍し...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月12日
女装したヤマトタケルのクマソ討伐の逸話にはじまり、江戸時代の陰間・女形、明治以降の近代化と女装に対する世論の変化、そして新宿のコミュニティに代表される現代の女装文化の発展など、自信も女装家であり性社会史研究者でもある著者が日本の”女装史”を紐解いています。写真・新聞記事・絵画など図版も豊富で、わかり...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月15日
神話から現代までMtFを中心に丁寧に解説された本。少し古い書籍ですが、楽しめました。
なんで興味を持って読み始めたかは覚えてないんですが、まあ現在LGBTQをはじめ様々な議論が巻き起こっている世界なんでね。
この本を読んで感じた雑な感想で言えば人間の認識や常識、価値観なんて簡単に変わるんだなぁっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月23日
[ 内容 ]
ヤマトタケルの神話、僧侶と女装の稚児の恋、歌舞伎の女形、江戸の陰間茶屋、夜の新宿ネオン街…“女装”を抜きに日本文化は語れない。
[ 目次 ]
序章 日本人は女装好き?
第1章 古代~中世社会の女装
第2章 近世社会と女装
第3章 近代社会と女装
第4章 戦後社会と女装
第5章 現代日...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
半ばナナメな気分で手に取ったが、面白かった。特に「日本では女装者/トランスジェンダーに対する差別はほぼない」という視点に立っているところ。プロテストの本じゃないところに好感をもった。また女装者≠女性ではない、と明示しているところ。トランスにはトランスなりの魅力があるのだ。だからこそ「パス(女性として...続きを読む
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