日本海軍と政治

日本海軍と政治

825円 (税込)

4pt

4.4

海軍の太平洋戦争への責任は陸軍に比して軽かったのか? 明治憲法下において政府・議会と並ぶ国家の主柱であったにもかかわらず、その責任を十分に果たすことのできなかった海軍の「政治責任」を、「不作為の罪」をキーワードに検証する。これまで顧みられることの少なかった「海軍と政治」の問題をはじめて正面から問う問題の書。(講談社現代新書)

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日本海軍と政治 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    海軍の善玉悪玉論を越えて、日本海軍が日本の近代政治に与えた影響や、なぜそのような影響を及ぼしたのかについて解説されている。
    全体のキーになるのが「侵官之害」で、海軍の管掌範囲意識から生まれる軍人は政治に関わらずという意識が状況によって政治への関与を抑えたり駆り立てたりした。
    政軍関係だけでなく、全体

    0
    2015年05月07日

    Posted by ブクログ

    言ってみれば「日本海軍の“政治的行動”に観る日本的官僚主義」とでもいう具合で論旨が展開している。非常に興味深い…

    本書は“海軍”と題に在るが、勇壮な海戦の物語や、軍艦の技術的な説明や、海軍が生み出した傑作航空機の話題が出ている訳ではない。“政治主体”(政策決定等に影響力を行使し得る勢力)ということ

    0
    2015年02月16日

    Posted by ブクログ

     海軍善玉論と陸軍悪玉論という言葉を目にする。戦前の日本は陸軍が戦争への道を開き、海軍は止めにはいった。しかし止めきれずにあの戦争に突入した。果たして、事実だろうか?事実としたらどこまで事実なのだろう?

     幕末から明治にかけ、全くゼロの状態から建軍が始まった帝国海軍。四方を海に囲まれ、海軍の本分を

    0
    2020年04月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    海軍は「善玉」だったのか?日本海軍の「戦争責任」を検証する。(2015年刊)
    ・序 章 海軍と政治
    ・第一章 創建時の海軍
    ・第二章 政党と海軍
    ・第三章 軍部の政治的台頭と海軍
    ・第四章 アジア・太平洋戦争と海軍
    ・終 章 近代日本における海軍の政治的役割

    丸善で手にとった時に、面白いという予感

    0
    2015年01月26日

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