無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
あらゆる病を緩和させる、対話する医療!
今、医療現場で「対話」が必要とされている。「対話」するということは、患者も医師も対等の立場に立ち、お互いの考えを深く理解できるような関係性を構築することを意味する。
本書では、著者が実践している家庭医療、医療コミュニケーション、地域・コミュニティー活動、医学教育などについて、「対話」をキーワードに、様々なトピックを紹介。第1章は、人間全体を診る医師として「家庭医」を取り上げ、家庭医がどんな視点で患者や家族のケアを実践しているかを紹介。第2章は、患者と医者のコミュニケーションにおける様々な課題やアプローチについて、フィンランドのオープンダイアローグや精神科病院の改革を行ったイタリアのフランコ・バザーリアの活動を取り上げながら解説。第3章は、健康における社会的側面について、人のつながりが健康に及ぼす影響、銭湯のようなソーシャルキャピタルが果たす役割や日本で最も自殺率の低い町(徳島県・旧海部町)の地域の特徴を考察しながら紹介。第4章は、患者の立場からみた理想の医師像、医師の雑談やユーモア、共感力による治療効果、医学教育における「対話型教育」の意義、などについて解説。全編にわたって、医師と患者の対話が生み出す、新たな医療のカタチを明示する!
Posted by ブクログ 2018年07月01日
オープンダイアログのワークショップや研修会で何回かお見かけし、家庭医もオープンダイアログに興味があるのかと思い、対話もないまま日々が過ぎ去っていく中で、この書籍に出会った。著者がいかにして家庭医を目指したか、そして、その中で「対話」の重要性に目覚め、オープンダイアログにつながっていく経緯が理解できた...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月24日
家庭医であり、町に出て屋台を引いたりする中で健康を高める“まちけん(谷根千まちばの健康プロジェクト)”という活動を行っている、町に飛び出すお医者さん孫大輔先生の著書。
読んでいて、患者としての自分や、医療者としての自分、地域で生きる一人の人間としての自分など、いろいろな角度の自分に響いた。助産師であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月26日
以前、ある医師から「医者が病気をつくることがあるんだよ」と言われたことがある。医師の不用意な言葉、機械的な対応は、患者にいらぬ負荷をかける。病は気から、というのは軽く考えてはいけない、ということだった。
確かにパソコンの画面を見たまま、こちらには見向きもしない医師はいる。逆に、すごく親身になって、心...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。