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Posted by ブクログ 2022年05月15日
いくつかの主要なニーチェの著作について、彼の人生に寄り添いつつ、どういう状況で書かれたのかを説明してくれるので、それぞれの内容がよく理解できる。ニーチェの主張と、著者石川氏の解釈の部分がきちんと区別されて書かれていることにも好感がもてた。
文章も平易で、簡単に読めるので、ニーチェの入門書として若い...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月31日
哲学を齧ろうと思っても、いきなり原書に飛びつくというのは私のようなものには難度が高すぎる。なので、入門書の存在というのはありがたい。
哲学者自身にも人生があるわけで、その中で考え方も変化していくのだから、著者の作品がその思想の変遷の中でどの段階にあたるのか理解しておくことは重要で、本書はその一助とな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月30日
この本はニーチェについて書かれたものです。
ニーチェの考えの変遷を
芸術や文化などを誰よりも崇拝した時代、それらをすべて否定した時代、そういった否定を乗り越え自分の内の原理から自分と世界を肯定する時代という三つの時代に分けて書いている。
自分が持っていた価値観を壊され、すべてが否定的になる感じと...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月01日
ニーチェの思想をわかりやすいことばで解説している本です。
著者は、「超人」を説いていたはずのニーチェの思想を、むしろ「小さな人間のための哲学」だと規定しています。ルサンチマンをかかえた小人たちに対するニーチェの容赦のないまなざしは、そうした人間の心の働きを内側から理解する者に特有のものだと著者はい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月16日
とにかく分かりやすいニーチェ入門書です。分かりやすさを追求する余り、思想を人生訓レベルで解釈して見せてくれたような気もしますが。「力への意志」とは人生を変えていく力だ、というのは勇気づけられますが、まさかニーチェが発狂するほど考えたことが、それだけ、ってことじゃあないだろう、とも思います。さあ大学に...続きを読む
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