傍らにあること ──老いと介護の倫理学

傍らにあること ──老いと介護の倫理学

1,540円 (税込)

7pt

4.5

老いは死へ近づいてゆく生の下降である。老いを生きるとは、衰退と喪失、不安と理不尽を体験することである。長い歳月をかけてつくり上げた自己像の変更を余儀なくされ、私たちは自問する。老いの価値はどこにあるのか、と。それは、ひとの傍らにあり、ひとと共にあって、移ろう時のなかで互いの存在を肯定し合う関係を紡いでゆくことにほかならない。いのちへの思いに立ち返り、老いのあり方を考える思索の書。

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傍らにあること ──老いと介護の倫理学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年05月18日

    これ、むずかしい部分も多かったけど、かなり好き。
    鷲田清一さんに似てるなあと思って著者略歴を見たら、生まれた年、勤務していた大学もいっしょ。おもしろいもんだと思った。
    「為す・する」ではなく「ある」を評価できること。そんな見方がもっとなされればいいなぁと思う。
    自由についての章、死についての章はむず...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月30日

    「老い」や「介護」「死」といった問題に、倫理学の視点から考察をおこなっている本です。人間存在の時間構造から「生」と「死」の問題に迫ったマックス・シェーラーや、かけがえのない他者との人格的な交流を通じて、みずからを「死」に臨む個性的な人格として了解するようになると論じたランツバーグらの思想が手がかりに...続きを読む

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