サザビーズで朝食を

サザビーズで朝食を

・シャガール、ミロは、ブルーが多いほど高額に?
・ゴッホは自殺したからこそ、価値が高まった?
・アーティストの「狂気」は市場に影響を及ぼす?

世界最古の国際競売会社サザビーズでディレクターを務めるフィリップ・フックが、長年の経験をもとに作品の様式からオークションの裏側まで、美術に関するさまざまなトピックを解説!

ガーディアンズ、サンデー・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、スペクテーターなど各紙誌で「Books of the Year」を受賞!

美術作品を見たときにこのような疑問を抱いたことはありませんか?

「この作品はいくらだろう?」
「あと五年か十年たつと、どのぐらいの価値になるだろう?」
「うちの壁にかかっているのを見たら、みんなは私のことをどう思うだろう?」

美術市場で35年以上にわたって仕事をしてきたフィリップ・フックが、誰もが気になる(けれど大っぴらには聞けない)「美」と「お金」に関する疑問をわかりやすく解説してくれます。

本書は「アーティストと彼らの秘密」「主題と様式」「ウォールパワー」「来歴」「市場模様」という5つのパートで構成されており、それぞれのセクションで、買い手が美術品に対して最終的に支払う金額の決め手となる要因を、著者の主観的な視点で分析しています。

「ときに滑稽で、ときに暴露的で、またときに刺激的で、さらには素晴らしくもあれば不条理」な美術の世界。
その裏側に潜む「美」と「お金」についての物語を楽しんでください。

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サザビーズで朝食を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月16日

    著者のフィリップ・フックはサザビーズの取締役を務めており、アート業界で40年のキャリアを持つという人物だ(サザビーズのウェブサイトには彼の略歴が載っている)。これまでにも何冊か美術にまつわる本を書いていて、何冊かは邦訳も出ている(同じ訳者による『印象派はこうして世界を征服した』(白水社)や、意外なと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    一度ナチの所有となった美術品の価値はなぜ低くなるのか…必ずしも道徳律に支配されているわけではなく、強奪品だった場合に返還訴訟を起こされるおそれがあるかららしい。まぁ戦後のゴタゴタで日本の美術館からアメリカに渡った品もあると匂わされているので、戦争に勝てばそうした懸念も無くなるのかもしれないが。
    後半...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月20日

    アートの世界の奥深さとしょうもなさと。前半の画家と様式、モチーフに関するあれこれは退屈に思う人もいるかもしれない(そして興味ある人には若干浅く感じるかもしれない)が、3章からのアート作品の流通やプライシングに関する話は、ビジネスモデルの解説としてこの上なくセクシー。アート市場はプリミティブな株式市場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月05日

    これまでよく知らなかった美術の世界が、著者のウィットに富んだユーモアと共に繰り広げられる。あまりアートに詳しくなかった私は、新たに画家の名前が出て来るたびにインターネットで絵画を検索し、知見を広めると共に本を深く理解することができた。

    絵画のビジネスはとても人間臭いと感じる。また、他の業界での人々...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月14日

    ならず者たちのギャラリーの著者の前作。
    クリスティーズとサザビーズに勤め、美術鑑定のTV番組に長年出演した著者による、美術品取引業界の「悪魔の辞典」。

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    Posted by ブクログ 2022年03月08日

    美術商やオークションの仕組みを理解したく手に取った本。どうも…お金のにおいがちらつく、やはり投機としての文脈で語られる絵画作品。なんだかモヤモヤしてしまう…

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    Posted by ブクログ 2018年07月20日

    話はあっちこっちに飛びますが、世界規模のオークションハウスの競売人という特殊な職業にいる著者が、アートを文化資源として、金融資産として語りまくる本です。売れる絵にまつわるみんながストーリーもざっくり解説しています。

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