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「庭に埋めた亡くなったペット、いつ土にかえる?」「道ばたにあるミミズやセミの死骸はどうなるの?」「山や森の落ち葉はどこに消えるの?」「世界が動物や植物の死骸で埋め尽くされないのはどうして?」生き物が死ぬと、どうなるのでしょうか? 生き物の死骸が分解されるプロセスを見ながら、生き物の死骸を利用する動物や昆虫、カビやキノコなどの菌類、細菌などの生き方を紹介。
ふだん語られることの少ない、生き物の死後の世界と、死骸を利用して生きる生き物たちの世界を丁寧に案内する! まるで上質なサイエンスドキュメンタリー番組を見ているかのような、知的好奇心をくすぐる一冊!
Posted by ブクログ 2018年08月05日
生物学(生命科学)を学ぶ醍醐味は、生物観や生命観が、自分の中で構築・再構築・増築されていくことにあると思っているのですが、まさに、そういったことが可能な本だと思います。
しかも、「生」よりもむしろ、「死」に焦点を当てることで、生物観や生命観が構築・再構築・増築されていくことに、この本の魅力があると...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月14日
そうか、死体の腐敗から白骨化なんてのも、ついホラーっぽく考えてしまうが、素晴らしい自然の分解システムなんだな。こういう先生と一緒に見れば第二段階の腐乱死体も冷静に観察できるのかも。こういう先生は腐乱死体の臭いなんかも冷静に分析したりするのかも、なんて思いつつ読んだが、3章でカワウが営巣している森に調...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
動物が死ぬと、数分のうちに細胞自身の持つ酵素によって自己消化と、胃腸管内の嫌気性菌による腐敗が始まる。同時に、クロバエやニクバエが飛来して遺体に卵を産む。腐敗によって遺体は膨潤し、腐敗液が流れ出す。膨潤やハエの幼虫に食べられることによって皮膚に裂けめが入り、第二段階になると、好気性菌が活動を始め、分...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月30日
土にかえる、ということについて、生態学の視点から、かなり分かりやすく理解を深められる。
動物、植物、、、まずこれらが何出てきているか、をあらためて知る。そして腐敗や発酵という言葉、実際は何が起きているのか、科学的に考える機会を得られた。
分解と循環、絶えず私たちの命は巡っているんだなーと、
土だけじ...続きを読む
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