きみを悪女にしてあげる

小純月子

その男は、清純な女を「悪女」に変える…

仕事が出来て品が良くてお人好し、「嫁にしたい女」ナンバー1だった部下の浪岡がある日、豹変。上司の黒石は、「彼氏が自分の親友と両想いになってしまったので、自分が「悪女」になって嫌われて2人をくっつけ、会社を辞めるつもりだった」というとんでもない理由を浪岡から聞く。浪岡に辞めたれたら困る黒石は「じゃあ俺を利用しろ」と、社内で付き合っているフリをすることに。「二股の末略奪愛」というカップルを演じる内、黒石は時折、浪岡がゾクリとする表情を見せることに気づく。「悪女」の演技も真に迫り、本当の彼女の顔が分からなくなってきた黒石は…！？
表題作他3編、51P，61Pの大長編を含む、読み応え抜群・大人の恋読みきり集！

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: プチコミック
• ページ数: 192ページ
• 電子版発売日: 2018年05月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 30MB

[R · ★★★★★]

どの作品もよかったけど、最後の「囚われの彼女」が一番好き。
感情がわかりづらい人が感情を出した時の破壊力がすごい。
「あなたと夜更かし」も１回読んでまた最初から読みなおしました。ほっこり。

[いつき · ★★★★☆]

ほどかれてゆく心

全て違うカップルなのに。
『何か』にがんじがらめになっていた女性の心を温かく包み込むような、または、こんがらがった糸をゆっくりとほどいていくような、優しいお話でした。

「あなたと夜更かし」のように、毎晩美味しい焙じ茶を淹れてくれるパートナー、いいなあ。（単なる焙じ茶好きなのかも）

[あこ · ★★★★☆]

小純月子さんの本はいつも即買い

〈ささやかな欲望〉の由くんがまんまうちの夫で笑えた。

[ブクログ · ★★★★☆]

「悪魔の囁き」…課長の最後の方の笑顔たまらんな。あんな風に口説かれたい。

「ささやかな欲望」…どっちもわかるわー。確かにあのロンTはダサいけどもオチがかわいかった。

「あなたの夜更かし」…幼馴染のお兄ちゃんが作家になってる話。これもいい話やなぁ。

「囚われの彼女」…お見合いの話。この話が一番面白かった。璃子さんの潔さカッコいいけど、そりゃ男性には受け入れられないよね。