野尻抱影 星は周る

野尻抱影 星は周る

1,232円 (税込)

6pt

4.2

古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した「星の文人」野尻抱影。星との出会い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。

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野尻抱影 星は周る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先日、松岡正剛が亡くなった時に思い出したのは稲垣足穂と野尻抱影の追悼号のことだった。

    星への空への、宇宙への想いがあふれてくる。。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    1977年(昭和52年)没の天文随筆家による短編50遍あまり。書かれた時代は戦前から戦後にかけて。甲府で先生をやっていた時代の思い出話から、東京郊外で暮らす家の庭から見る星の話など。

    星の話なので基本的には夜の話。ただし季節は四季すべて。当時の東京市の夜空がまだ暗かったことが想像できる。

    冬のグ

    0
    2020年11月22日

    Posted by ブクログ

    月も星も好きだし、よく仰ぎ見るけれど、しっかり学んだり調べたりはしてこなかった自分の背を、ぽんと押してくれた野尻抱影の随筆集
    美しくロマンチックな語りで、星々の悠久の魅力、生活に根付いた親しさ、世界中で異なる星の名前の奥深さを教えてくれる

    本著を含むSTANDARD BOOKSは、科学と文学を繋ぐ

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに惹かれて手に取った一冊。

    冥王星の和訳命名者で、天文随筆家である野尻抱影さんの作品。
    1930年から1946年頃にかけて書かれた随筆を集めたもので、明治生まれとは思えないくらい、現代人の私でも、とても読みやすかった。

    星に対する知識も豊富で、読み物としても素晴らしかった。野尻抱影さ

    0
    2020年05月05日

    Posted by ブクログ

    文章が、とても普通。読みやすいというか、普通なのだ。
    良い意味でなのだけど、驚くほどに普通。
    そして、明治生まれとは、とても思えない。
    でも、内容は、全く普通ではない。
    文学を元にした教養の広さ、そこから派生する星への考察。
    そのギャップが何とも不思議な空気感を醸し出している。
    何より、星に対する愛

    0
    2018年09月07日

    Posted by ブクログ

    本文とは関係ないが、
    電気の無い時代。薄暗い朝から働き、暗くなると休む生活をしていたと思われる頃。
    真っ暗な夜に眩しいほどの星が輝き、微妙な光り方の違いを感じつつ結びつけ、色々なストーリを作り出していたんだろうと思った。

    0
    2016年05月10日

    Posted by ブクログ

    素敵な本です。
    星空を語る人の穏やかさ。星のように静かにちかちか瞬くような美しい言葉で優しさに包まれます。
    しかしそのほとんどが1945年に書かれた文章というのは不思議で仕方がない。あるいはそこに変わらずあったのは星々だけだったのかもしれないけれど。

    0
    2016年03月31日

    Posted by ブクログ

    読み終わるまでに時間がかかってしまいました(^^;;
    内容が多岐にわたって注釈だけではフォローが追いつかず、いろいろ調べながら読みました。
    星空とその下での自身の体験をこんな風に叙述できるプラネタリアン、目指したいですね。

    0
    2016年02月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プルートの和名「冥王星」の名付け親にして古今の星の名前を収集した随筆家野尻抱影のエッセイ。

    オリオンやベガを季節ごとに訪れる旧友のように懐かしみ、
    戦前の友との思い出や登山で見た星の輝き、ギリシャ からベツレヘム、中国、砂漠を旅するベドウィン、日本の船乗りの間での星にまつわる逸話と自身の回想が叙情

    0
    2021年02月21日

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