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Posted by ブクログ 2020年11月22日
1977年(昭和52年)没の天文随筆家による短編50遍あまり。書かれた時代は戦前から戦後にかけて。甲府で先生をやっていた時代の思い出話から、東京郊外で暮らす家の庭から見る星の話など。
星の話なので基本的には夜の話。ただし季節は四季すべて。当時の東京市の夜空がまだ暗かったことが想像できる。
冬のグ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月05日
装丁の美しさに惹かれて手に取った一冊。
冥王星の和訳命名者で、天文随筆家である野尻抱影さんの作品。
1930年から1946年頃にかけて書かれた随筆を集めたもので、明治生まれとは思えないくらい、現代人の私でも、とても読みやすかった。
星に対する知識も豊富で、読み物としても素晴らしかった。野尻抱影さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月07日
文章が、とても普通。読みやすいというか、普通なのだ。
良い意味でなのだけど、驚くほどに普通。
そして、明治生まれとは、とても思えない。
でも、内容は、全く普通ではない。
文学を元にした教養の広さ、そこから派生する星への考察。
そのギャップが何とも不思議な空気感を醸し出している。
何より、星に対する愛...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
プルートの和名「冥王星」の名付け親にして古今の星の名前を収集した随筆家野尻抱影のエッセイ。
オリオンやベガを季節ごとに訪れる旧友のように懐かしみ、
戦前の友との思い出や登山で見た星の輝き、ギリシャ からベツレヘム、中国、砂漠を旅するベドウィン、日本の船乗りの間での星にまつわる逸話と自身の回想が叙情...続きを読む
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