軍人王の花嫁は二度恋に落ちる

宇佐川ゆかり / さばるどろ

ヴィルバック王国の王女アルレットには出来のよい兄と姉がいて、常に比較されていたため自分に自信がなく、控えめだった。そんなアルレットに持ち上がったのは隣国シュタール王国の新王テオバルトの縁談。テオバルトには苛烈な王座争いもあって粗雑で恐ろしいという噂がある。うまくやっていけるのか？ 不安をいだくアルレット。それでも自分は王女、国のために頑張らねば！ と心を奮い立たせて出立する。ところが道中の護衛についてくれた国境警備隊のヴァルト隊長と触れ合ううちに淡い想いを抱いてしまう。私はテオバルト王の花嫁になる者――ヴァルトを求めつつも、すんでのところで彼からのキスを拒み、貞操を守る。そして想いを封印して臨んだテオバルトとの結婚式。祭壇の前に立ったのはヴァルト？ これはどういうこと!?

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: TL◆蜜姫文庫チュチュ
• 掲載誌・レーベル: TL◆蜜姫文庫チュチュ
• 電子版発売日: 2018年03月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[匿名 · ★★★☆☆]

うーん

ヒーローの、妻の迎え方がまずかったとはいえヒーロー、ヒロイン共にお相手はそれぞれでなくとも良かった感が拭えない。ヒロインが自分のことを卑下するのはよくあるけど、ヒーロー目線でヒロインのことを、特に目立つ容姿でもない的な感想箇所が何度かあり
とても気になった。

[c · ★★★☆☆]

良かった

他国の王(テオバルト)に嫁ぐことになったヒロインは道中盗賊に襲われたところを嫁ぎ先の兵士に助けてもらう。その中の兵士(ヴァルト)に心がひかれてしまうが、王に嫁ぐ身として自分の心に蓋をする。
しかし結婚式に現れたのはヴァルトで！？
騙された事で自分の殻に閉じ籠るもまた徐々に彼にひかれてしまう。

お互い一度壊してしまった信頼を取り戻そうとするも上手くいったり失敗したり…それでもお互い諦めずに最後には愛し合います。

ヒロインの心の変化はけっこう書かれていたのですが、ヒーロー(ヴァルトことテオバルト)がいつヒロインへの気持ちが愛に変わっていったのかというところがもう少し描かれていたらと思いました。