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高校、大学、社会人、そして日本代表のキャプテンを務めてきた著者が明かすリーダーシップ論。チームの心をひとつにするには、「なんのために勝つのか」という大義を見つけることが大切だと著者は言います。エディ・ジョーンズHCが絶賛したキャプテンシーの源、エディジャパンの4年間、さらにはW杯での躍進の裏側まで、すべてを書いた一冊。ラグビーだけではなく、あらゆるスポーツ、ビジネスでも応用できる内容であり、すべての人を勇気づける本となっています。
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Posted by ブクログ
何のために勝つのか。 それは大義を実現するためである。 ラグビー日本代表は3つの大義を掲げていた。 ①日本のラグビーファンを幸せにできる喜び ②新しい歴史を築いていく楽しさ ③憧れの存在になること では、勝つためにはどうすれば良いのか。 それには組織としての大義を決める事が1番重要。 特別なノウ...続きを読むハウも近道も無い。信じた方向に向かって地道に積み重ねるだけ。 ⚫︎チームを好きになってもらう ・きつかったけど楽しかった。あそこでしか得られないものが有る。と思って貰えれば日本代表の価値が上がる ⚫︎距離を縮める ・毎日全員に一声かけると距離が近づく ⚫︎場を設ける ・試合前に全員でスパイク磨きをする ・相手選手のスパイクが汚れていると、勝った、と思える ⚫︎全員に居場所を用意する ・役割を与え、権限を委譲する ・盛り上げ役、メンター役、等 、リーダーが増えれば、キャプテンの負担も減る ・組織の厚みも出る 個人のスキルやフィットネスは1日で大幅に変わらないが、チームは一日で良くも悪くもなる ⚫︎日々心がけていること ・感謝の気持ち ・真っ直ぐに生きる ・常に全力 ・なるべく笑顔 ・前向き ・弱い立場の人を守る ・実体験を大切にする
(2016/3/2) 昨日2016年3月1日、正式に引退発表をしたラグビー日本代表元主将廣瀬俊朗の著書。 昨年11月に発行されたものをようやく読んだ。 自身のラグビー体験の話はそこそこに、その体験から培った組織論、リーダーシップ論を語っている。 文章は若干たどたどしく読みにくいところがあったが、廣瀬...続きを読むの思いがビンビンに伝わってきた。 私自身廣瀬は慶應大学時代から追いかけてきたので、彼が自身のラグビー人生をなぞるところは 追体験が出来た。慶應主将時代、残念ながら結果が出せなかったのを秩父宮で観戦した記憶がある。 東芝主将時代、あの不祥事で日本選手権不出場が見えていた中でのトップリーグ決勝戦で見せた、 三洋ディフェンス数人を引きずっての鬼気迫るトライは忘れられない。 華麗でも何でもない、気持ちだけで持っていった、最高のトライだと思った。 (この本では試合に勝ったことは書いているが、自身のトライには触れていない。謙虚な男) そしてカーワンに嫌われ日本代表を外された下り。自分の気持ちの問題、外れて当然と書いているが、 そうだったろうか。廣瀬がいれば、あの8年も変わっていたのではないかとの思いはある。 そしてエディジャパンでのキャプテン就任。南アフリカ戦勝利までの4年間。 昨年末メディアに取り上げられる機会が多くなり、廣瀬を取り巻くエピソードは世間の多くが知るところとなった。 レギュラーが保障されなくなってキャプテンを外されたこと。 試合に出ることはないだろうが、日本代表31人には選ばれた複雑さ。 南アフリカ戦を前に選手の緊張を解くために流した応援ビデオ。 そして何より南アフリカ戦。 廣瀬のこれらの話はテレビで、BBTのインタビューで、会場で生で見る機会があったが、 これらの話は何度聞いても見ても読んでも泣ける。 素晴らしい。 日本のラグビーファンを幸せにできる喜び 日本ラグビーの新しい歴史を築いていく楽しさ という二つの大義。 このために選手は、廣瀬は頑張ってくれた。 私も一ファンとして、どうすれば2019年日本でのラグビーワールドカップ開幕戦の 8万人収容の新国立競技場が満員になるか、ということを考えていた。 偶然性をもっと高くしたら、とか、冬でも暖かいスタジアムにしたら、とか、 外部者としての考えは持っていたが、強豪に勝つ、というのはわたしにはどうすることもできないし、 ましてそれは不可能、と思いこんでいた。 彼らはそれを実現した。 すごい。 素晴らしい。 いずれ廣瀬のような人材が海外でコーチ修行して、日本代表のHCになれる日が来ることを期待する。 日本代表でありながらラグビーワールドカップのピッチに立つことのできなかった男に相応しい仕事だと思う。 廣瀬選手、お疲れ様でした!!
リーダーシップの実務編
リーダーシップについて、実例と体験をもとに理論的に整理されている良書だと思います。試合に出られない場合の行動は特に参考になりました。
#感動する #深い #タメになる
ラグビーに興味を持つきっかけとなった本。 丸の内で観た廣瀬俊朗さん、真壁さん、荒木さんのトークショーがおもしろくて廣瀬さんのことを知りたいと思い読んだ。 彼の物事の捉え方など考え方、何事も楽しく取り組む姿勢が伺えてすっかり廣瀬さんのファンになってしまった。あのイギリスでのワールドカップの裏ではこんな...続きを読む葛藤があったんだな。2019年、楽しみだ。 以下、この考え方好きだーと思った文を引用。 心の距離が近ければその人が背負っているものを一緒に背負うことができる。最初は小さなことかもしれないが、積み重ねていけばその絆は深まる。だから僕はみんなに声をかけ続けた。家族が顔を合わせてたわいない話しをするように。
同級生が執筆した本。 あの激闘の裏に積み重ねた努力がどれ程のものか、よく分かった。 ビジネスにも通じる内容。勉強になりました。
自分は元ラガーマンではあるが、もう10年近くプレーしていない。そんな自分でも、今年は、ラグビー経験者としてこれ以上ない誇りを感じた一年だった。 久しぶりにラグビーマガジンを買ったり、ラグビー特集が企画された雑誌があると知ればそれらを買いあさってみたり。まさににわかラグビーファンである。 そんな中、今...続きを読むの時代なら、ラグビーもビジネス界で注目されるだろうとは感じていた。組織論だったり、リーダーシップだったり、主体性だったり、ラグビーは社会人としての基盤が多いに詰め込まれたスポーツだと考えているからだ。 そこで、この著書である。この本は、見ての通り、ラグビー選手である廣瀬さんの経験に基づくリーダーシップ論であり、理論やデータによって体系立てられたものではない。 しかしながら、初めて本を書かれたとは思えないほど読みやすい文章と構成であり、そこから滲み出てくる彼の熱い想いがビシビシと伝わって、胸を打たれた。そして、彼が記す多くの考えに、賛同できた。 特に印象的だったのは、「リーダーとはプレーで引っ張るだけではいけない」という、彼の経験・反省からくる示唆であった。(個人ではなく)チームとして大義を果たすためには、ビジョンや価値観の共有が大切であり、そのためには「語りかけるリーダー」が必要なのだという。リーダーが頑張っている姿を見せるということも重要なのだろうが、それよりも自分の言葉で、自分の想いをチームに語りかける必要性が何度となく説かれている。特に、「自分のことを包み隠さず」「自分をさらけ出す」ということが重要らしい。 自分もこれまではどちらかといえば「背中を見てくれ」というタイプであったが、これからは、自分の考えを伝えるということを肝に銘じておきたいと強く思った。 最後に、ラグビーというスポーツが持つ、人間育成の場としての素晴らしい一面が、もっともっと世間に周知されていけばと願う。
ドラマ ノーサイド・ゲームにはまって、廣瀬さんについて知り、本を読んだ。ワールドカップという大舞台に立った人にしかわからない、素晴らしい体験談と、リーダーシップについての熱い想いが伝わってきた。読みやすい本でした。
勝つチームには「大義」があり、その下に「覚悟」「ビジョン」「ハードワーク」が必要。大義は迷った時に立ち戻れる場所でもあり、大義を実現するために勝たなくてはならない。 これをこれまで志と呼んでいたが、勝つ目的や迷った時に立ち戻れる場所があれば、苦しい時に踏ん張りもきくと思う。アスリートからは多くの事を...続きを読む学べる。
文句は有りません。無いんだけど、まあ、文武両道で性格も良いとなると、あまり参考にならないんですよね…笑
大切なのは大義。「大義があればチームは動く」「勝つためにプレーをするのではなく、勝つことでファンにラグビーのすばらしさを伝えること」という意味での大義。
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なんのために勝つのか。
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廣瀬俊朗
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