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【フォルムの歴史とルールがわかれば、デザインはこんなに面白い。】
よいデザインをしたり、よいデザインの物を選ぶことは、理屈ではなく「感覚=センス」だと一般的には思われています。また、「デザインを理解する」ことも、一般の人にとってはハードルが高いと思われがちですが、「デザイン」を理解したい、そしてビジネスなどに活かしたいと考えている一般の人は少なくないはずです。
本書は、そんなデザインを理解したいと思っている一般の人や、なんとなくデザインがいつも気になっている人を対象に、身のまわりにある「家電」や「家具」「カメラ」などの具体例を挙げながら、デザインの基本的なルールと、プロダクトデザインの歴史的な変遷を追い、表題の「四角くて、モノトーン」が製品デザインの基本ルールである理由、そしてデザインがどこに向かっていくかを解き明かしていきます。
一般に馴染みのある家電やデジカメ、椅子などの製品を掲載するだけでなく、ブラウン、ソニー、アップル製品といったエポックメイキングなデザイン製品を取り上げながら、現在そして未来のデザインの方向性を探ります。使う側の立場だけでなく、デザインをする側の立場からの「ルール」も解説することで、実践的な解説書としても読むことができる、今までにないデザイン読本です。
【おもな内容】
■第1章 面白い家電デザイン
■第2章 フォルム 見た目の第一印象
■口絵 [フォルムと解放感]
■第3章 フォルムのルール
■第4章 家電デザインの楽しみ方
■第5章 アップルデザインはどこがすごいのか?
Posted by ブクログ 2021年06月24日
デザインの現代の歴史的流れを知る上で、おもしろい本だった。建築のデザインに共通するものがあった。著者は、シャープでデザインをしていたこともあり、デザイン・オタクでもある。
この本は、デザインにポイントを置いて、家電のデザインの変遷の歴史を論述している。つまり、家電のデザインは、「なぜ四角くて、モノト...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月08日
著者がこの本を書いた理由は、「もっと家電のデザインについて気軽に話が出来てもいいのになあという」願いからだとある。確かに、家電を選ぶ場合、デザインよりも機能、値段に重点を置いている。
テレビをつけていたらどこかの会社の社長が、これからの電化製品は機能面では差が付かないのでデザインで付加価値を付...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月31日
タイトルにつられて読んでみた。タイトル「デザイン家電はなぜ四角くてモノトーンなのか」について作者は「基本的なルール」と言及。その根底には日本の住環境に馴染むフォルムということと、製品設計の合理化がある。しかしながら、そんなフォルムばかりではちっともつまらないので、最終的には消費者のニーズにマッチして...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月11日
デザインの読み方のエッセイといったところか。表題の答えらしきものは書いてあったが明確ではなく、全体を通して何を言いたいのかよく分からなかった。ただし、著者がアップルのデザインが大好きであるということはよく分かった。内容自体は悪くはないと思うので、変に解説書のような書き方をせず、エッセイとして書いた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月24日
家電のデザインの基本ルールをさらった上で、実際にあったユニークな家電(丸い電子レンジとか)を紹介。
結局、四角でモノトーンは、誰からも嫌われないフォルム(=フォーマル)なので採用されている。
その上でAppleのデザインの特徴の言語化。
ブラウンとソニーを土台に変化球フォルムを仕立てあげているとい...続きを読む
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