言うまでもなく、この(6)は(5)を凌駕しています。
(5)で、あれほどのハッピーエンドで、読み手をぶん殴って、KOしたのに、とよ田先生、この(6)で倒れた読み手に寝技を仕掛け、一層に追い込んでくるか。この容赦のなさ、怖く感じると同時に、尊敬すらしてしまいますよ。
この(6)は、良い意味での「蛇足」が詰め込まれていました。無事に、ハッピーエンドを迎えられた物語だって、読み手が知ることのない「その後」があり、また、本編で語られなかった“紆余曲折”があったとしても、不思議ではありませんよね。
読み手が読みたくて仕方なかったそれらを、ガッツリと書いて下さる、とよ田先生には感謝しかありませんって。
ただ、一つ、決して、文句ではなく、むしろ、とよ田先生のファンなのに、「やっちまったなぁ」と凹んだのは、この企画を知らなかった事です。ゲッサンをリアルタイムで読んでなかった事に、こんなショックを受けるとは思ってもいませんでした。
第26話「SNAKE FEET」 特別なハプニングが何も起きない、ありふれた幸せを噛み締められる、普通の一日を過ごしてみたいものです、私も。
第27話「2010年8月28日 午前4時28分」 とことんまで、自分を追い込んで感じた事は、以降の人生で自分を支える柱の一本になる気がします。
第28話「エビフライエフェクト」 ほんと、バカな夢だな、と笑われそうだけど、いつか、伊勢海老をエビフライにして食べてみたいもんです。
第29話「Across the Universe」 この『金剛寺さんは面倒臭い』に劣らぬ名作を世に出してきた先生だからこそ出来る豪華なコラボですねェ。
第30話「TO BE or NOT TO BE」 「蛇足」企画の締めくくりだけあって、とんでもなく豪華であり、この(6)の中で、特に読み手のハートを揺さぶったのではないか、と私は確信しています。