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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 調査官の眼の着け所や考え方、ひいては税務調査の上手な受け方までマスターできる本。交際費、寄附金から役員給与、パート給与まで調査で問題となる科目を元調査官の眼で解説。
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Posted by ブクログ
====2016/07/30 佐藤匠=========== 【概要】 税務調査官が調査をするときにどこに着眼するのかを 具体的なケースをもとに紹介しているもの。 【評価】 50点 【共有したい内容】 数値と実際の事業の乖離を税務調査官が把握するポイントは、実はかなり身近にあるということ。 例と...続きを読むして挙げられていたのは、トイレの清掃が行き届いていることや社内の清掃の状態と実際の売上高を比べる等の例である。 実態と外面は整合するから、いくら数値をよくしていても中身はごまかせないということ。 ただし、着眼点を示してあること自体はいいのだが、実際に否認されるという事実に対して、根拠条文が明確にン記載していないので、正直実務と乖離しているのではという税務署側に有益な考えを読み取れる。 実際の税務調査においては、 税務署側が否認のために、明確な根拠となる条文等の事実を明示させることは当たり前。 そういった根拠の記載なく、すぐ否認されるという答えにたどり着くケース紹介が多く、税務の知識があるメンバーが読むと物足りないと感じた。 【読んだ方がいい人】 税務調査のイメージもない初心者 ※どこに目を付けるのかというイメージはわくため。 ただし、それが本当に否認されるかどうかは鵜呑みにしない方がいいと感じた。 【悪いところ】 上述の通り、明確な条文等の根拠の明示がなく、安易に否認という結論に持っている箇所が多い点。 【どういう時に役に立つか】 初めの税務調査を迎える前のタイミング 【自由記述】 元税務署側の人間で、税務署よりの人間もいれば、民間側の人間もいるのだなと本を読んで感じた。 大村さんは、どちらかというと節税という視点から、攻めた経費処理をする元税務調査官である一方、当該著者は、どちらかというと民間側の恐怖心をあおるだけのような書き方だと感じた。 いずれも共通しているのは、経費処理について、明確な条文を記載したうえで、論理的に経費処理を書いているとは言えない点である。 この点からも、税務はグレーの箇所が多く、人によって考え方が変わることから、自分で経費処理を実施するときは、少なくともロジックを立てて対抗できる準備をしておくことがより重要と感じた。 そして、このロジックは、税法に明確に基づくのがいいと感じた。 ーーーーー山下2017/01/22ーーーーー 【概要】 税務調査で指摘される個所を対話形式で説明した本 【評価】 点数 【共有したい内容】 ・寄付金の支払いとは、その寄付金を実際に支払った日のことを言うので、手形の振り出しやクレジットのサインは現実の支払いには該当しない。 ・定款の営業目的に入っていない営業行為をして損失を出した場合は、役員個人の営業行為であり法人の営業ではないと判断される可能性がある。 ・首を切れない社員を関連会社に出向として押しつける場合。 押し付けるために出向料を請求せず、出向先からの費用負担がない場合には出向先への労働力の無償提供、寄付となり、損金算入限度額の規制の対象になる。 ・議事録の必要性 議事録がなければ重要な決定がされていないとの判断になる。役員報酬の決定などがされていなかったと否認される。 ・60万円以上が資本的支出ではない。 修繕費と資本的支出は区分が明らかでない場合には60万の判断になるが、そもそもは修理改良の内容で区分される。何千万、何億でも修繕費は修繕費となる。 【読んだ方がいい人】 税務調査に興味がある人 クライアントと直接対峙する人 【どういう時に役に立つか】 税務調査のイメージをつかむのに役立つ 【自由記述】 対話形式で書いてあり、調査官に質問されても安易に認めず論点をずらさず反論することが重要であると知ることができる。一つ一つの論点はそこまで真新しいものではないが、どんな会話からあげあしをとられ不利な状況に陥るのかがイメージでき、税務調査の対応に役立つ。
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薄井逸走
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