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人生最大のストレス、死別。最愛の人を失った悲しみ、苦しみを抱えて「遺族外来」を訪れた患者さんがやがて新しい世界に適応していく姿を描く。遺族に寄り添う医師によるノンフィクション。
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Posted by ブクログ
友人を亡くして、半年過ぎても、毎日のように彼女のことを思い出し、心が沈む。この本にはたくさんの響くことがあり、自分を客観的に見ることができた。
二人称の死、三人称の死など、死や遺族外来について学びが多かったです。遺族とどう接したらいいかある程度わかりました。 ただ、「どうして亡くなってしまったのか」遺族に聴く人に対して、「共感力がない」と厳しく批判していましたがそこが納得いきませんでした。遺族でなくても、友人や恋人の死は受け入れがたく、死を...続きを読む乗り越えるためには、どう亡くなったのか知る必要がある場合もあるかもしれません。遺族に対する共感はあっても、「残されたすべての人」に対する共感を本書からは感じられませんでした。
夫を亡くした妻、娘を亡くした母など、身近な人との死別による強いストレスに対して治療や緩和を行うのが「遺族外来」らしい。その遺族外来を専門とする著者が様々なケースを紹介している。印象に残ったのは、遺族がうつ病に罹患するケースが多いことと、周囲のなにげない一言が遺族にとっての強いストレスになるということ...続きを読む。だからこそ、著者は、遺族にどう接するべきかという教育を進めるべきだと説く。多死社会を迎えて、なるほどと思った。
死ぬことについて語るのは、生きている人にしかできない。 生き延びないと死について語れない。生きている人は死んでいないし、死んだらもう自分の体験について語れない。なんかわかんないな、これ。生きてるってとても奇妙なことだよ。
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大西秀樹
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