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Posted by ブクログ
さっき投資用マンションの営業の電話がかかってきて、そこで思い出したのがこの本。
フィナンシャルプランナーである著者さんが新規公開株とか新興国外貨FXとか、危険な香り(合法なんだけど)のする投資話にガンガン手を出してしまう体験談。
特に和牛オーナー商法に手を出しちゃったあたりなど、タイトルをみただけで胸が熱くなります。
和牛の子牛を買い取って、肥育して肉にして現金化するという商法。
「1口30万円で年間9000円の配当」(=利回り3%)「2年後には元金返還」「今なら高級肉をプレゼント」という破格の好条件。
うまい話には裏がある、という常識を、著名な経済学者がオススメしているから、という理由で手を出しちゃうあたり、怪しい。
あんなどう考えたって収益を見込めない話に、一般の人ならいざ知らず、FPな人が手を出しちゃうものなのか。
そんな儲かるなら畜産農家がバシバシ倒産しちゃったりはしない、一次産業の収益の低さを舐めてるな!ってレベルです。
和牛オーナーに限らず、ちょっと踏み込んだ「常識」を働かせれば儲からないことはわかる話。
投資にはファイナンス的な分析知識だけじゃなくて、まず社会常識が必要だって教訓です。
とは、いいつつ。
書籍としては圧倒的に「ヤバさ」が足りないのが残念。
いろいろと馴染みのない投資話に乗っかってる割に、どれもこれも言うほど怪しくも危なくもない。
トータル収支では結局(地味に)儲かっちゃってるし。
膨大な負債を抱えたりとか、分配金が払えなくて代わりに和牛1頭が送られてきたとか、借金を返済するために豪華客船エスポワール号に乗って大博打、的なストーリーを読みたかったところ。
結局、著者さんがFPで元信金マンでそもそも真面目なことが「ヤバさ」が足りない原因です。
投資をするには真面目が一番、と言うありがたい教訓が得られる一冊です。
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