風の十二方位

風の十二方位

〔ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞〕銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集。

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風の十二方位 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    冬の王……!!

    読み始め、ど、どういう状況……?とまったく理解できずうんうん言いながら読み進め、圧倒的な、
    ラストで
    喉がグッてなる そしてまた最初へ戻る

    死角のない完璧な物語って、存在するのだと ウギャー!闇の左手同軸

    1
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    ル・グウィンの短編集、印象に残ったのは次の二つの短編「九つのいのち」(原題:Nine Lives)、「帝国よりも大きくゆるやかに」(原題:Vaster than Empires and More Slow)

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    BTSのspring dayの原典的な本とのことで「オメラスを去る人々」を読んだ。テーマは「なるほど」となったけど文章は読みやすくはなかった。訳のせいかな。

    2
    2022年04月20日

    Posted by ブクログ

    ずーーーっとさがしてた本をやっと借りれた オメラスから歩み去る人々、歩み去る人々も幸福を受け入れる人もどっちも正しくって前提だけが正しくないのがどうしようもなくて良かった

    1
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    方向を定めない一陣の風が吹いて行く。速い風遅い風戻ってくる風もある。留まる事なく吹き続けよう軽やかに

    1
    2016年08月07日

    Posted by ブクログ

    文化人類学的SFの泰斗、ル・グィンの短編集。初期の作品をほぼ発表順に収録しており、作家本人に寄る解説もそれぞれに添えられていて、ある意味贅沢な短編集です。

    これ、鴨は10代の頃に旧版を読んでおりまして、ファンタジー系の「解放の呪文」「名前の掟」はいまでも覚えております。子供の頃は「ファンタジーなの

    1
    2016年06月04日

    Posted by ブクログ

    ファンタジー、サイコミス(というのか?)風味のものなどさまざま。どれもSF味がちょうどよくて、作品の世界にすぐ入り込めた。普遍的な問いをSF仕立てにしたようなものが多い。人間と人工知能の違いとは何かを考えるとき、「九つのいのち」ほど適切な小説はないんじゃないかと思う。「視野」はまさに我々の視野の不思

    1
    2015年04月21日

    Posted by ブクログ

    本書は、著者がデビューした1960年頃から1975年頃までの軌跡が概観できる短篇集です。全17篇。

    読んでいて真っ先に感じたことは、この作風、コードウェイナー・スミスやジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、あるいはハーラン・エリスンの作品を読んでいるときの感覚に似ているということ。それは、読者を置い

    1
    2015年03月03日

    Posted by ブクログ

     短編集。ル・グィンが書いたファンタジーおよびSF短編、計十七篇を集めた本。中には、ゲド戦記や闇の左手、所有せざる人々、ロカノンの世界など、ほかの長編のもとになった短編がちらほら混じっていて、ファンには嬉しい一冊。

     抽象的すぎたり、文章が固くてとっつきにくい作品も、なかには若干混じっているのです

    1
    2011年01月29日

    Posted by ブクログ

    「革命前夜」のみ再読。
    「所有せざる人々」作中において無政府主義社会の革命論を打ち立てた偉大なる先駆者だったオドーですが、この短編ではひとりの血肉の通った女性として登場します。
    ル・グィンの長編と短編はセットで読んでこそ味わいが増すのだなぁとしみじみ。
    ル・グィンの世界には革命家はいても神も英雄も存

    1
    2010年09月17日

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