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Posted by ブクログ
ムヒカ氏が亡くなったというニュースに、改めて彼の言葉を思い出したくなった。現代の消費社会に流されて忘れがちだが、時折ムヒカ語録によって考える時間をもらうことは大事だと思う。彼の言葉は、老荘思想と共通する所がある。「人が生きる上で都市は小さい方がいい」はまさしく「小国寡民」だ。世界中が経済優先の為政者による競争に巻き込まれ、消費社会が進んでいくと未来はどうなるのか。アメリカやロシアや中国といった大国がこぞって自国の利益を優先し、力で小国を支配しようとする。その被害を受ける貧しい国や国民を、裕福な政治家は解ろうとしない。折しも「米は買ったことがない」と言った我が国の政治家の言葉がその危険を物語る。本書は、ムヒカ氏の略史や大統領になるまでの出来事が述べられている。日本の裏側で生きる人々が日々どのような試練を味わい戦ってきたかということは、学校でもなかなか触れることはない。ムヒカ氏の想像を絶する過酷な人生に、日本で平和ボケしている私は、読むだけで疲れてしまった。でも、手に取ったからには目をそらしてはいけないと改めて反省した。
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