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「世界一貧しい大統領」と呼ばれたムヒカ氏については「貧乏を肯定する幸福論」が注目されるが、それは一面にすぎない。政治哲学・業績を紹介しながら大統領に選ばれた意味を考える。また現地での単独取材に成功。ムヒカ氏が本当に日本人に伝えたかったこととは?
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Posted by ブクログ
軽い気持ちで読んでみようと思ったら、 内容が思った以上に濃くてびっくりしました。 ムヒカさんのスピーチは、一国の大統領としてこんなことを言う人がいるんだ、、!と一目置いていましたが、 裏側を知ってさらに感慨深いです。 この経歴の方が大統領になれるのも、また懐の深い国。 そして日本にはこんな政治家...続きを読むいないな〜 とかぼやくだけではダメですと思い当たること多し。
ムヒカ元大統領の経歴には驚かされました。 大統領になった人が元ゲリラで投獄10年以上。彼がなぜそうなったのかも、時代背景も含めて書いてあり、長くて読むのをやめようかとも思うけれど、ぜひ読んでほしい一冊。 貧困と貧しいことは違う。 結局、本当に本当のこれ以上はないであろう困難に遭遇した時に何が助けに...続きを読むなるのか。 昔の日本は良かったとは言わないけれど、今の日本がそれほど良いとも言えない。 何が大事なのかどんな社会が良いのかどう動くのか、考えさせられる本でした。
昨年春に来日され、「世界で一番貧しい大統領」として、注目も集めたウルグアイ元大統領のホセ・ムヒカさんを取材された一冊。 ウルグアイの歴史・政治変遷なども勉強になるが、ムヒカさんの哲学に共感出来る事が多く、自分の今持っている感覚が 間違っていないと思えて、安心する事が出来た。 躓きそうになった時に...続きを読む読み返したい一冊。
ムヒカ氏が亡くなったというニュースに、改めて彼の言葉を思い出したくなった。現代の消費社会に流されて忘れがちだが、時折ムヒカ語録によって考える時間をもらうことは大事だと思う。彼の言葉は、老荘思想と共通する所がある。「人が生きる上で都市は小さい方がいい」はまさしく「小国寡民」だ。世界中が経済優先の為政者...続きを読むによる競争に巻き込まれ、消費社会が進んでいくと未来はどうなるのか。アメリカやロシアや中国といった大国がこぞって自国の利益を優先し、力で小国を支配しようとする。その被害を受ける貧しい国や国民を、裕福な政治家は解ろうとしない。折しも「米は買ったことがない」と言った我が国の政治家の言葉がその危険を物語る。本書は、ムヒカ氏の略史や大統領になるまでの出来事が述べられている。日本の裏側で生きる人々が日々どのような試練を味わい戦ってきたかということは、学校でもなかなか触れることはない。ムヒカ氏の想像を絶する過酷な人生に、日本で平和ボケしている私は、読むだけで疲れてしまった。でも、手に取ったからには目をそらしてはいけないと改めて反省した。
ムヒカさんについて知りたくて読んだ本。ムヒカさんやウルグアイの事だけかと思ってたけど、第5章、6章は思いがけず考えさせられる内容。というか最近自分が考えてたことだったのでタイムリーだった。 ムヒカさんの考えは仏教書にある内容にも通じてる。 経済成長、消費社会が人と人とを切り離してしまった。なるほどな...続きを読むあー
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ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ
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萩一晶
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