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主流派、非主流派が激論を交わしたかつての自民党はもはやない。
田中政権以降すべての総理大臣にインタビューをするなど、
常に第一線のジャーナリストであり続けてきた田原総一朗。
議論なき政治はいったいどこへ向かうのか!?
その変質がもたらす危機に警鐘を鳴らす。
本書では自民党前史と言える吉田茂の自由党から、結党で何をめざしたのか、
岸信介の日米安保改定は何だったのか、自民党の原点を振り返る。
その後、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄と続く高度経済成長の時代を経て、
冷戦の終結という歴史的なターニングポイントを迎え、迷走する自民党の足跡をたどる。
そうした時代の変遷をふまえたうえで、安倍晋三首相がいったい何をめざし、
日本をどう変えようとしているのかを浮き彫りにする。
Posted by ブクログ 2016年08月05日
過去の首相が憲法と安全保障を上手く使いながら奇跡の復興を成し遂げた事が理解出来た。
吉田茂や岸信介がどうして総裁の座についたのかも偶然の必然なんだな。
自由民主党の中で権力闘争や議論が行われていたのに、今の安倍のようにロクな議論もなされずに日本が普通に戦争をする国に変えようとしている。どうなるんだ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月17日
戦後の自民党の歴史が概観できる。
2016年現在、田中角栄に関する本が流行っているようだが、この本も田中角栄について触れている。やはり彼は大政治家だったようだ。
゛安保”とは何か?゛安保闘争”とは何だったのか?知らなかった点も多かった。
著者は「吉田安保と岸安保を読みもせずにデモに参加」と述懐し...続きを読む
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