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資産数百億を有する一族の女帝・八色華(やいろはな)が急逝! 華とは遠戚の売れないカメラマン・石橋桜(いしばしさくら)は、遺言状の公開に出席する。そこで再会したのは、大学時代からの親友・立野恭吾(たてのきょうご)。しかも、なぜか親族でもないのに、莫大な遺産相続人の指名権を持っているらしい!? 彼の伴侶に選ばれれば遺産が転がり込むというのだ。実は、訳あって恭吾の告白を拒絶した桜。今さら名乗りを上げられず…。
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Posted by ブクログ
遺産相続をめぐる恋愛騒動。着地点はわかってるのに、楽しく一気読みしちゃいました。
莫大な財産が絡んでいるにもかかわらず、ドロドロ感はゼロ。あとがきにもあるように、喪服エロもありません。どっちかっていうと、長年好きだったけれどすれちがっていた二人が、不器用に恋のかけ引きをくり広げる話です。
本編には、借金を抱えるカメラマンの桜×売れっ子モデル恭吾。出会った頃から、美形の恭吾に少なからず惹かれていたのに、借金のある引け目から恭吾に告られても受け入れることができなかった桜。
その複雑な気持ちは充分察することができますが、恭吾の方のせつない胸の内も、もっともっと知りたかったかな。華さんが肩入れしてしまうほどなんだから相当だとは思うけど、その辺の説明不足が残念。
「金のために大事なものをなくすのはバカらしい」ことに、桜が気付くことができて一安心です。
終わり方が、え、そこで?という感じですが、そこから書き下ろしにうまく繋がっていて絶妙。
書き下ろしは、謎がいっぱいで色男なコンサルタント業38歳、英之×八色家の顧問弁護士31歳、史。アダルトcpです。
こっちの方が面白かった。何が目的なのか、とても謎の多い英之と、そんな彼にだんだんほだされていく史のやりとりは、かなり楽しめます。ツンデレでかなり辛辣なセリフを吐く史に、それを軽くいなす余裕の英之がすてきです。
書き下ろしの最後まで真相を引っ張られて、種明かしも期待通り、満足な読後感です。
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