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◆自分を壊してゼロからの修行
「やりたいことがあるけど、なかなか一歩が踏み出せない」
という人は、たくさんいます。
“やりたいこと”が趣味であれば気は楽ですが、
今の会社を辞めて、全力で向かい合わなければならないことだったら、
そりゃぁ、前向きなこと、後ろ向きなこと、辞める理由、辞めない理由をいろいろ考えてしまいます。
自分を壊す勇気って、ちょっと大げさかもしれませんが、
これまでのキャリアとまったく異なる世界に飛び込むには、
肩書や快適な環境を捨てる覚悟が必要になります。
それまで自分自身が思い描いていた「自分らしさ」や「個性」の概念を、
一旦壊す必要もあります。
いや、自ら壊すまでもなく、まずは徹底的に粉々に壊されるかもしれません。
それは大変なことです。
だって、しがみつくものがなくなってしまうわけですから。
でも、そうして新しい世界の流儀に従うことが、その世界で生きていく唯一の方法です。
たとえ傍からどう見えようとも、やりたいことに向かえているわけですから、
当人は幸せなんです。ただ必死なだけです。
私にとって、修業というのは
もやもやとした自分の中の「自分らしさ」や「個性」を叩き壊すことで、
新たなものを手に入れるために必要不可欠な過程
Posted by ブクログ 2015年08月25日
これは、単純に読み物としてめちゃくちゃおもしろい。好きやったなぁ。タイトルは『嫌われる勇気』に乗っかったんやろうなと思ってしまうけど、決して軽い内容に終わっていない。「もう好きなことをするには遅いかもしれない」、そんなふうに思えてしまうような年齢にあった著者が、ふとした落語との出会いによって、それま...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月03日
著者は海外の大学を経て、国内の一流企業に就職。そんなある日、ある出来事からその人生を大きく変える事に。自分の人生は自分で切り拓くと言う言葉が、これほど当てはまる事も無いのでは。
大人になると、夢より現実に目を向ける事が当たり前の風潮もありますが、結局それは自分自身で選んでいる事。やらないで後悔する...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月02日
立川志の春さん、この本を読むまでどのような方かは知らなかった。とても面白い経歴を持たれている。イェール大学卒業後、三井物産鉄鉱石部所属、社会人3年目に立川志の輔師匠の落語に感銘を受けて弟子入り。2020年に真打ち昇進。
この本はニつ目時代に書かれた本。
御本人の経歴・経験について触れながら、自分を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月04日
落語界の師弟制度の厳しさを描く場面では一見理不尽だと思ったが弟子と師匠の利害関係を考慮するとそれは仕方ない。
しかし著者が当事者同士以外の第三者にもその勝手な都合を押し付けている所を不快に感じたり、それに関して師匠は弟子を正すべきではないかと疑問に思う。
加えて入門という形でしか目指せな...続きを読む
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