氷の皇帝と偽りの寵妃

華藤理衣 / あぎすけ

「か弱い乙女のふりはやめろ。お前がいかに淫らで堕落した女か。私はとっくに知っている。オーレンヌの毒花寵妃」愛する人に真実を告げることができぬまま、熱い執着に躯と心を奪われて……愛憎渦巻くエロティックロマンス！

侯爵令嬢カザリナは、幼い頃に誓った適わぬ恋を胸に秘めたまま、王の愛人である公式寵妃となった。カザリナが王を誑かす悪女として振舞うことで、宮廷の悪意を一身に集め、他国から嫁いできた王妃への悪評を遠ざけるためだ。カザリナは、親友である王と王妃を守るため、処女のまま偽りの寵妃を演じていた。あるとき、宰相である兄が重傷との知らせを受け、カザリナは国境の戦場へと向かった。しかしそれは、今は敵対するスヴェルーシ帝国の皇帝となった幼馴染、アレクセイの罠だった。彼は将来を誓いながらも寵妃となったカザリナを心の底から憎んでいた。手枷をはめたカザリナを、氷のような蒼く冷たい瞳で見下ろす。愛と憎しみに心を引き裂かれそうになりながら……。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: アンジェラ文庫
• シリーズ: アンジェラ文庫シリーズ
• 電子版発売日: 2016年02月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[tatata · ★★☆☆☆]

ストリーテラー

作者さんが好きで購入しました。ストーリー自体は面白く、軸もしっかりしているのでやはり面白いと思うのですが、ティーンズラブでありがちな、どうしてここまでされて許せるのか、というのはやはりありまして、それがどうしても最近不愉快で・・・。こういうジャンルなので仕方ないかもしれないですがやはり真面目に考えると読み返すという作業はしないかもしれません。

[ARI.O · ★☆☆☆☆]

え？？？

壮大な背景の割に自分勝手な人たちのお話。
ヒーローは愛に飢えているのですぐにそちら方面へ突っ走る。
そして皇帝なのに現場に良く登場する。
密偵に探らせながらヒロインのピンチ場面に一人で登場！もあった。アブナイデショ。
歪んでいるとは言え異母弟、殺さないで助けて欲しかったな。
こちらも歪んだ愛で育てられた人だったし。
この人がヒーローと結婚させようとしていた妹はどうなったのでしょう。
書いてあったのを読み飛ばしたのかな。
最後は全てのモヤモヤをヒロインとの愛にぶつけてハッピーエンド。
何年もかけて皇帝の座に着かず最初からヒロインと愛の逃避行していた方が犠牲者が少なかったのでは。