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Posted by ブクログ
ヅード族を殲滅しようとしたのは、その文化ゆえに受け入れ難かったからだろうか(禁忌とされる風習があった為)。トマホの夜に巣くう闇は、最期の一人になってしまった怒りと憎しみと絶望から生まれているのか、それともヅード族が持つ本質から来るものなのか。彼の怒りや憎しみは筆舌に尽くし難い。ウルナに対する復讐のやり方もこれ以上ないと言う程に残酷なものである。が、一兵士として赴任し、任務を果たしていただけのウルナが女性であったからこそ、こう言う復讐を考えられるわけで、憎しみを越えて二人が愛し合っているとしても、今は失きヅードの故郷の風景を記憶するたった二人の人間だったとしても、トマホの行為は女性性に向けられている攻撃に思えてしまうのだ。ウルナは「罪悪感」からトマホの欲望に逆らえない、これはDVを行う相手への服従に他ならない。
人それぞれ、読み方は様々だろう。が、この部分への「女性搾取」さえも「物語」としてしまう描き方には嫌悪感を抱いてしまう人間がいると言う事を解った上で描かれているのであればいいのだが。
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