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Posted by ブクログ
栄依子のコミュニケーションお化けっぷりは変わらないのだけど、この巻では花名のゆっくりとした成長も目立っていたように思う
母の来訪を期にいつも世話になっている志温に手料理を振る舞おうとする花名
鍋は志温からの借り物だし、半分くらいは母に手伝ってもらった料理。でもそこには志温に何か返したいという想いはあるし、寄りかかってばかりは駄目だという決意も感じれられる
他の人からすればほんの小さな一歩だけど、スタートが遅れた花名にとっては確かな一歩
特に塞ぎ込んでいた頃の花名を知っている母親からすれば喜ばしい成長だろうね
そういった成長は対外的な効果も得られる
家族以外は知らない秘密を栄依子から打ち明けられた花名。ここで花名が選ばれたのは偶然その場に居たからかもしれない。
でも、大勢の友達も冠もまだ知らない秘密を花名に最初に打ち明けたのは花名なら大丈夫、花名になら打ち明けたいと思えるだけの関係性を築いていたからなのだと思ってしまうね
ただ、こうなってくると重圧のように降り掛かってくるのは花名の方は秘密を打ち明けていないという事実
相手が秘密を明かしたならこちらも、なんて決まり事はないけれど、相手が信じて明かしてくれたのに自分は明かしていないのかとプレッシャーを感じてしまうのだろうね
けれど、秘密を明かす場合に一番大切なのは花名が納得できるタイミングで明かすことであるわけで
明かすも明かさないも花名の自由だけれど、栄依子たちとの付き合いの中でどのような関係を築いていきたいと思うか、その点を考え始める時期が訪れたのかもしれないね
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