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Posted by ブクログ
「オープン・イノベーション」というキーワードについて予備知識を持っておきたいと手にとった1冊。数回の転職と自分で動いてきた取り組みのおかげで、社外に多くの友人ができた自分としては進めやすい概念ですでに一部やっていることもあったけど、それを企業が一枚岩になってやっていることを知って衝撃を受けたしこの1つの進め方を知ってるか知らないかで今後の企業の業績は大きく左右されていきそうなイメージを持ちました。なんにせよ、やりとりするには相応の「自分たちの武器」が必要で、それにプラス情報収集と情報発信のスキルを磨いていくことが求められていると感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
■ものづくりの次のかたちオープンイノベーション
A.「オープン・イノベーション」とは、モノづくりの過程で見えてきた課題に対して、自分たちだけで解決することにこだわらず、必要に応じて社外から最適な策を探し出すことで、迅速に課題を解決するための手段のことである。
B.日本で一般にいわれるオープン・イノベーションには、次の2 つの意味がある。
①自由参加のコンソーシアム型オープン・イノベーション:複数の組織が異なる分野の知見を持ち寄って新しい技術を創造し、得られた成果は皆で享受する。
②戦略的提携型オープン・イノベーション:企業が目的達成のため、必要な資産や技術を持つ組織を見つけて協業する。競争に勝つための戦略としては、前者より有効。戦略的提携型には、さらに次の2 つのパターンがある。
・技術探索型:自社が必要とする技術を、広く探索する。
・技術提供型:自社がこれまで築き上げた技術を有効利
用する。
C.本格的に進めるに当たり、「フィリップスは、ワールドクラスのオープン・イノベーション企業を目指す」と明文化し、次のような目標を掲げた。
①よりよい技術をいち早く獲得することで、研究開発を加速する。そのために積極的に社外から情報を入手する。
②オープン・イノベーション活動を推進するリーダーを任命する。
③ 2015 年までには、商品化のためにキーとなる技術の50%は、外部から導入するようにする。
D.顧客ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短縮化などが要因となり、モノづくりに対する要求レベルは高まるばかりで、すべてを自社で行うやり方が限界に達している。
E.マーケティングを兼ねた技術募集
米国では、フットボール選手の脳損傷が大きな問題となっている。この問題で若者のフットボール離れが進むと困るNFL は、医療機器メーカーのGE などと協働して一大キャンペーンを実施した。脳損傷を回避あるいは早期に検知する技術を募集し、選手の脳損傷の早期発見と、脳損傷防止技術の確立に役立てようと考えたのだ。優れた技術に対して1000 万ドル(約10 億円)を投資することを約束し、世界中から技術を募集した。
これは、よくある技術探索的なオープン・イノベーションにも見えるが、その背後にはもう1 つの狙いがあった。10 億円という莫大な報奨金とともに、「我々は、フットボール選手の脳損傷回避に真剣に取り組んでいます」というメッセージを発信し、世界中の先端技術を集めることだ。自らの取り組みをアピールすることで、マーケティングやブランディングに活用しつつ、大きなインセンティブで関連する技術を根こそぎ集めるこのやり方は、米国を中心に急拡大している。
Posted by ブクログ
急遽「オープンイノベーション」について知る必要が出たので、
急いで読んでみましたが、期待を上回る良い本でした。
とにかく、素人にも分かりやすく書かれており、
全体像が理解できます。
また、理論(全体像)と具体例のバランスも絶妙で、
理論(抽象)と具体の両面から理解が進みます。
これ読んだからと言って、企業でのオープンイノベーションがいきなりうまくいくということは当然ないのですが、
書籍に載っているフレームワークを元に、
自社の出来ているところ・出来ていないところの議論ができるとよいかと思います。
「オープンイノベーション」について学びたいとき、
最初の一冊として手に取っても良い本だと思いました。
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