石油の帝国

石油の帝国

2,970円 (税込)

14pt

4.0

全米最大で最も嫌われているエクソンモービルはこうして生まれた。アラスカ沖原油流出事故から、原油を求めて世界の紛争地帯に飛び込む。現地政府、軍隊、反政府勢力などと壮絶な競争を繰り広げつつ、米国政府を陰で動かすその姿を、ピューリッツアー賞受賞記者が数多くのインタビューと膨大な資料を基に描き出す。

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石油の帝国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元ワシントンポスト記者による、エクソンモービルの物語。精緻な取材に基づく大作で、エクソンモービルの考え方や決断の経緯が理解できる。登場する人物は多彩で大物が多く、国家との関わりもよくわかる。巨大石油企業とはどういうものかを理解できた。
    「原油流出に対応するために実行すると決めたことが正しいことであ

    0
    2018年10月24日

    Posted by ブクログ

    [純私的巨像]民間石油会社として世界最強とも言える規模と能力を誇るエクソンモービル。とてつもなく巨大なこの「帝国」が20世紀末から21世紀初頭にかけて、世界中でどのような活動を行ってきたかを、徹底的な調査に基づいてまとめた作品です。著者は、ピューリッツァー賞を複数回受賞しているスティーブ・コール。訳

    0
    2015年06月19日

    Posted by ブクログ

    例えば、テレビ局がこの本のどれか一つの章を取り上げたとしたら、それだけで少なくとも一時間の特別番組を制作できる筈だと思う。もしそんな番組が制作されるのなら、出来ればそれを会計帳簿上の数字や組織の上に立つ人々の視点からではなく、現場で働く者たちの視点から描いて欲しい。この本に描かれている世界の一部に身

    0
    2015年02月02日

    Posted by ブクログ

    国際NEWSで目にした出来事の背景はこうだったのか。国家よりも大きな企業が国家を相手に交渉して工作して仕事を進めていく。スケールが違う。

    国際線の機内で読むと、より気持ちが入り込みます。

    0
    2015年05月31日

    Posted by ブクログ

     600ページを超える大著である。アメリカを代表する大企業で、世界一を競う会社であるエクソンモービル社の社史とも言うべき内容で、1989年のアラスカでの原油流出事故から現在までの同社のさまざまな事件やトラブルなどの出来事を時系列に28章に分けて描いたものである。
     1章分の出来事でも1社長の任期かけ

    0
    2015年03月28日

    Posted by ブクログ

    エクソンモービルという巨大な石油企業のことがダラダラダラダラ読める(笑)シェールガス以降、状況は大きく変わったのでほとんどが大昔の話にはなるが、同社が世界経済、政治にあまりに大きい影響を及ぼして来たことがわかるので読んでおくべき!
    埋蔵量リプレースを維持しないと金融市場での評価が下がるため、油田開発

    0
    2020年08月16日

    Posted by ブクログ

    エクソンの30年前のアラスカでの原油流出事件からスタートし、モービルとの合併、Bpのメキシコ湾の事故までの道のりを淡々と俯瞰する。
    経営的には、利益率の向上と埋蔵量の増大が中心に据えられてきた。そのせいで流出事件はおこったが、そこで学んだことにより、BPとは違う緻密な企業文化が確立した。一方その文化

    0
    2015年07月29日

    Posted by ブクログ

    昨年末(2014)に本屋さんでかなり分厚目の翻訳本を見つけました。値段も高くて少し迷いましたが、この本の主題は、私がかつて勤務していた会社と深い繋がりがあるものであったので読むことにしました。

    本国の米国においてもこの会社について書かれた本はいままで無かった様で、丁度良い時期にこの本に巡り合うこと

    0
    2015年02月07日

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