けんもほろろ（3）

ハトポポコ

女子高生たちの毎日は、さながらフリージャズ・セッションのような、禅問答のような。シュールでポップに錯綜するディスコミュニケーション、話題のハトポポコ作、第3巻！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 竹書房
• 掲載誌・レーベル: バンブーコミックス 4コマセレクション
• ページ数: 117ページ
• 電子版発売日: 2015年07月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 37MB

[ブクログ · ★★★★★]

やっぱり、シュールの塊だ
個人的に面白いと感じて好きなのは、同日発売の『平成生まれ２』（２）なのだが、強く印象に残るのはコチラか
簡素な絵である分、ネタの衝撃が強烈なんだろう
『平成生まれ２』より、若干、百合の香りがほのかにするってのも理由だ
また、リアリティも『平成生まれ２』に劣っておらず、男の妄想を遠慮なく打ち砕いている
そして、何より、佐々木ちゃんの小清水ちゃんに対する愛が、ますます重くなっている。ヤンデレどころか、ヤンヤンしかない
中学時代に育て、膨らませ、肥やしすぎた闇が深すぎる故に、友情が変化した愛情が拗れたか
佐々木ちゃんが強硬手段に出ない事を祈るしかできない、私、なんて無力なんだろ
この台詞を引用に選んだのは、どうにも、頭の中から消えないので。ただ、高校生の頃から無茶ぶりに慣れておけば、社会に出てから困る機会が減るかも、とギャグ漫画を読んだ際の感想とは思えぬモノを抱いたのも事実だ