Posted by ブクログ
2010年03月26日
最近「スレイヤーズ」が再人気中(笑)の神坂一先生の
「スレイヤーズ」が最初にアニメ化した頃に出た短編集。
(文庫版はその3年後に発売)
オムニバスでもなく、読みきりを集めたような短編集って
意外とありそうでないですねぇ。
4つの話は全く接点も世界観も違うので、お得感ありました。
ただ、圧倒的に良か...続きを読むったのが表題作「O・P・ハンター」で、
あとの3つはちょっと中途半端だったかな。
え、ここで終わり?感がちとありました。
ただ、「夜を渡るもの」は「スレイヤーズ」をどことなく思わせます。
「O・P・ハンター」は最高です。
これで1冊読みたいくらい良かった。
今我々があまりにお世話になっているものの資源が凄く貴重に
なっていて、その世界観を見てすかさず思い浮かべたものは
その中でもとりわけ「至高の逸品」と言われていて大受け。
コレは既に今現在それを模したオモチャが出てます。
大笑いしながらも、大笑いしていいのか?と
心底思わせるその世界観はお見事。
ある意味下手なSFよりリアルです。