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結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。鍵となったのは、あるビデオに関わる猟奇殺人と、母が遺したウェディング・ドレス。そしてユウ君と再会したとき、不可解なジグソーパズルは完成する。全編に謎と伏線が鏤(ちりば)められた第16回メフィスト賞受賞作。
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Posted by ブクログ
これはいいですね。 中盤までのパラレルワールドぶりをどう回収するのかと思ったけれど、納得のいくラストで、小気味いい「だまされた」感がありました。 タイトルにも騙された感じ。あはは。
一気に読んでしまった! ユウ君と祥子のそれぞれの視点が交互に出てきて話は進みます。 何かがおかしい・・とは思うんだけど、はっきりとは分からなくて。 でも、それが最後ですっきり解決。 もう一度読んで、伏線を確認したくなっちゃいました笑 メフィスト賞受賞作品です。
「結婚しよう」 祥子の部屋で晩御飯を食べていた時、ユウ君に突然言われた。 祥子は、その言葉を聞き動きが止まってしまった。 そして、自然と溢れる涙は、やがて号泣になった。 祥子は、結婚を承諾する。 根暗だと思っていた自分が結婚できるなんて・・・。 祥子は幸せの絶頂にいた・・。 彼は、...続きを読む意を決して祥子にプロポーズをした。 色々考えたのだが、口にしたのは「結婚しよう」と言う言葉だけだった。 号泣した彼女をみて戸惑ってしまうが「ユウ君・・・・本気だよね?」 色々と言葉を交わしてお互いが好きだと確認をして、祥子から承諾の返答がもらえた。 彼は、祥子との幸せな日々を想像するのだが・・・。 祥子は、自分の行く所になぜか同じ車が止まってるのに気づく。 まるで尾行されてるようだった。 母親一人に育てられた祥子は、母親の再婚相手をどうしても父親と認められないで一人暮らしをしていた。 母親は、一年前に亡くなったのだが遺言で結婚する時に箪笥の隠し引き戸を開けるように言われていた。 そしてそこにあったのは、母が再婚の時に着ていた手作りのウェディングドレスとティアラだった・・・。 彼には、双子の兄がいた。 兄には、婚約者がいたのだがその人は、自殺をしてしまう。 一年前、兄は「ちょっと出かけてくる」と言ったきり行方不明になった。 兄の机には、婚約者の名前が入ったビデオテープと文字が書かれていた古びれた切れ端だけが残っていた・・・。 結婚式当日。 二人っきりで、教会で式をあげようとしていた。 祥子は、ユウ君が結婚指輪を部屋に忘れたといって取りに出かけた。 教会で待ってると、ユウ君が事故にあい病院に運ばれたと知らせが入った。 ウェディングドレスを着ていた祥子は、そのまま病院に駆けて行く。 その途中で車に乗っていた、ユウ君の会社の同僚と名乗る人物に会いその車に乗った。しかし、車は違う道えと・・・・。 すっかり遅くなってしまった。 彼は、教会に駆け込み扉を開いたのだがそこに祥子の姿が無い。 そして教会の中には、見知らぬ男が二人いた。 彼らは、祥子と結婚の約束をして騙されたと言うのだが・・・。 あるビデオに関わる猟奇殺人が鍵を握る。 そして、祥子とユウ君が再び出会う時、真相が明らかになる。 第16回メフィスト賞受賞作品です。 これは、本当にやられました。 ここまでやられたのは記憶にございません しかも後半の回答まで混乱しっぱなし〜 『謎と理論がくるくる回るこの一発芸には眩暈がした』東野圭吾 この言葉通り、頭のくるくるしてました。 これは、ミステリーの好きな人は、ぜひ読んでください。 強制したいくらいです
久し振りに新しい人にチャレンジした本。 実はちょっと読み難くて、なかなか進まなかったのだけど、 きっとこういうオチだろうと思っていたのとはまったく違ったラストに感激。 読み終わると面白かったなぁと思える作品でした。
これもまた叙述トリックを用いた作品。 リーダビリティが非常に高く、先が気になって一気に読んでしまった。 恐らく大抵の読者は途中で違和感の正体が何なのかに気付くだろうが(ヒントが散りばめられているため)、そこからさらに重ねて伏線が張ってあるので、この本を読めば必ず一回は驚くはず。 また、物語の舞台設定...続きを読むもいい。幻想とも現実ともつかない世界観に引き込まれる。 メフィスト賞受賞とのこと。これだけ筆力とエンタテイメント性が高ければ納得。他の作品も読んでみたい。
意外性はあった。ただ、期待しすぎた感はある。そこまで没入感を味わえなかった。これは単に好みの問題だろう。
一本道だったはずが、途中で分岐する。どちらがホントなのか。どちらも真実なのか…。あらゆる可能性を探るのが楽しくて、最後まで飽きる事がなかった。「まだこんな手があったのかっ!!」と驚いた。
章ごとに男女の視点が変わる章立て 同じ事件を語っているようで、なんだか違和感あり 時間的乖離があるのだろうとは容易に想像できたが、それ以上に様々な伏線が
おっなんだ面白い。読みやすい。 しかし盛りだくさんだな。 なぜこんなことになったのかを見失いかけるほど盛りだくさん。 でも上手い。
何でしょうか… ズレ漫才を見ているかの様な展開。 トロサーモンを何故か思い出してしまった。 要するに楽しんだって事だ。 こういのは好きな部類。 後半にバタバタと繋がる感じはね。
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