無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年01月31日
現在の日本の刑事裁判の実態がよく理解できた。自分の知らないところで無実の人が罪に問われている。そういった冤罪を生み出す日本の法律を、早急に見直す必要があるのではないかと多くの冤罪事件事例を通して感じた。
裁判員制度は比較的新しい裁判方式であり、自分が近い将来関わるかもしれない。裁判員は、本書で挙げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月26日
C. ゴーンを巡るドタバタを自分なりに考えるにも、とても示唆に富む一冊だった。冤罪が起きる背景を紐解くと、裁判官や検察官のとても人間らしい(サラリーマン的な)弱さがあることが分かるし、裁判員制度にかけられた期待も分かる。
読書のきっかけはNHKのドキュメンタリーで取り上げられていて、今村弁護士の正義...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月24日
今村核『冤罪と裁判』(講談社現代新書、2012年)は多くの冤罪事件に取り組んできた弁護士の書籍である。日本の刑事裁判は世の中の水準からみると色々と遅れたところがあり、有罪とされた元被告人のなかに無実の人々がかなり含まれているのではないかと主張する。
冤罪は許されない人権侵害である。「身に覚えのない罪...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月18日
裁判員裁判が始まって3年だが,個人的には裁判員裁判ができて良かったと思っている(変えるべき部分はあるけれど)。本書は,これまでの刑事裁判でどのように冤罪が作られてきたか,様々な事例を挙げながら説明している。
捜査機関の不正も問題であるが,それを見抜けない裁判官,有罪推定でしか事実認定できない裁判官の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月17日
冤罪、ある日突然、警察、検察官僚国家権力によりなにげない日常生活をメチャクチャにされてしまう。
こんな理不尽なことがなぜ起きてしまうのか。
弁護士登録をしてから20年間、冤罪事件を担当してきた筆者の力作である。
日本の刑事裁判の構造的なあり方、そして、結局、検察、検察と同業者としての裁判官の人...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月25日
読んでいて楽しい本ではない。我が国の司法制度の元で、冤罪事件の当事者にならないためにできることは、ただ祈るだけかもしれない。弁護士である筆者が経験し、また、見聞きし調べた事件の実例を挙げて、どのように冤罪事件が作り上げられ、無辜の市民が犯人に仕立てあげられ、罪を自白し証人が偽証するのかを分析している...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月10日
「疑わしきは被告人の利益に」なっているのか、本当に。
冤罪が大変な問題であることはわかっているのと同時に、しかし、被告人=有罪という間違った印象はなかなか頭から拭い去れない。裁判官が正義を守るためにいると思っていても、それが職業である以上、昇進や職場の人間関係、権力闘争からは逃れられないものなのだ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。