進化倫理学入門~「利己的」なのが結局、正しい~

進化倫理学入門~「利己的」なのが結局、正しい~

726円 (税込)

3pt

3.9

従来の倫理学や法哲学で議論が錯綜している「道徳の根拠」という難題に、人間行動進化学という理科系の知見を活用し、ユニークな視点で切り込む。新しい学問をわかりやすく解説。

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進化倫理学入門~「利己的」なのが結局、正しい~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年06月18日

    これは最近読んだ中でベストの一冊。
    これぞ学問。

    なぜ「人は嘘をついてはいけない」と子どもに教えるのか
    なぜ人は寄付やボランティアをするのか

    一見取っつきにくい道徳倫理の疑問を人間行動進化学とそれに基づく進化倫理学の観点から
    誰にでも分かりやすく解説してくれる一冊。
    「道徳や善悪は、利害損得以外...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    とても、興味深い話であった。
    何が、「快」「不快」を後天的に決められることが、特に興味を持った.

    【重要箇所抜粋】
    進化論は弱肉強食ではない。
    「環境への適応」である。
    ex) 昨日まで、相撲で競争していた者同士が今日からは将棋で競争することになったというような状況が進化では常に起こる。

    劣った...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月05日

     道徳や善悪の起原を進化に求める考え方を平易に解説。メタ倫理学では道徳の基準について客観説,主観説が対立。進化倫理学では要するに「情けは人のためならず」が倫理・道徳の根拠だとする。
     それぞれの生物種において,生存・繁殖にプラスとなる特徴が子孫に受け継がれて広まっていく,というのが進化の基本的仕組み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月08日

    なぜ道徳はあるのか、もしくは社会や人間の「善」「悪」は何を基準にしているのか、という問題について「人間行動進化学」に基づいて丁寧に解説した本。
    ちょっと解説がしつこいきらいもあるが、新書ならこんなものか。最後に社会の正しさについての章で、身分社会が資源配分のための効率的なシステムだと論じたのが面白か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    人間は自分の利益のために行動する。
    長期的利益で見たら、善は得、悪は損。だから困っている人がいたら助けてあげよう。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    こじつけ、というのが正直な感想。

    全てを進化に紐付けて人間の行動を語るのは無理があるだろう。
    例えば、個人の権利が認められたのは、そうした方が為政者にとっても長期的に利益があるから、というのはあまりにも楽観的、ご都合主義。短期的に自らの懐を温めた方が為政者は得をするだろうし、実際そうしている為政者...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月20日

    「愛情は人間が進化の過程で備わった感情だ」

    すごい名言。月9の決め台詞に使えるな。
    ここで「進化」について突っ込まなければ。

    脳の発達に関しても進化の一部と言う考えが、新鮮でした。
    考えてみれば、そこにも進化の法則が当てはまるのは
    当然と言えば当然なんですが。

    内容は全てが利己的な...続きを読む

    0

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