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Posted by ブクログ
書かれた2001年から2009年の現在まで自動車業界では、大変遷がおこった。本書をトヨタやホンダの経営イシューとしたケースのネタ本として面白い。
2001年後の大きな流れとしては、�環境に対するグローバルなうねりが重厚長大型のいわゆるアメリカ車を市場の王者から蹴落とした。(この流れにビッグ3の経営層がついてこれず、GMの倒産に至った)�中国・インドなど自動車産業の新興国が市場の大きさをレバレッジにして著しく伸長した。
その後の日本メーカー御三家を2008年度の決算で比較すると、
ニッサンがゴーンの手腕によるところが大きいが、軌道修正に成功し、ある程度の規模での事業継続を図ることには成功した一方、アメリカ市場に拠るところが大きかった故、2008年度通気売上高:8兆4,370億円 営業損益1,379億円の損失、環境車の切り札も乏しく、現在は非常に苦しい状況になっている。
肝心のトヨタにおいては、リーマンショック以降大減産で2008年度通期の連結決算では、売上高は20兆5295億円(前年度比21.9%減)、営業損益は4610億円の損失(前年度から2兆7313億円の悪化)、当期純損益は4370億円の損失(同2兆1548億円の悪化)となった。
また、ホンダでも2008年度通期連結売上高は10兆112億円と前年度に比べ16.6%の減収となっており、営業利益は、1,896億円と前年度に比べ80.1%の減益となっている。
各社厳しい市場状況を受け、一様に厳しいものの営業損益赤字転落したニッサン・トヨタとホンダでは明暗を分けることになった。
さて、2001年当時この2社を軸に展開した筆者の対比のさせ方は興味深く、今では当然とも言える日本の2雄として「トヨタ」と「ホンダ」の対比となった本書は、魁といえると思う。
今後、ますます環境に対する取り組みや新車開発が重要視されると思うが、本書でも環境車については、ページを割いており著者の目の付け所の良さが光る。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二〇〇一年九月の中間連結決算で、過去最高益を達成したトヨタとホンダ。
ドコモ、ソニーの“失速”という状況の下、日本を真の意味で牽引する企業は、もはやこの二社をおいて存在しない。
本書はトヨタ・張、ホンダ・吉野の両社長のインタビューをはじめ、製造、販売の現場、そして米国、欧州の現地工場への徹底した取材を通して、両社の強さの秘密、知られざる苦悩、そしてライバルに対する思いなどを浮き彫りにする。
[ 目次 ]
第1章 ヴィッツとフィット
第2章 「攻め」のホンダと「守り」のトヨタ
第3章 「品質」のトヨタ、「コスト」のホンダ
第4章 カムリとアコード―米国での戦い
第5章 トヨタとホンダのDNA
第6章 トヨタとホンダが見る夢
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
国内の自動車メーカーで、外資に食われていないのはすでにトヨタとホンダの2社のみになってしまった。
企業の規模こそ大きな違いがあるが、この2社は、方向性は異なるものの、企業理念がしっかりしていてぶれがない。そういうところが、外圧を寄せ付けない理由になるのだろう。本書が刊行されてからすでに年月が経っているので、両者の距離はさらに縮まっていると思う。
トヨタはシェア重視、営業的実験によって実車の品質は常にハイクラス。製造段階でのチェックはたくさんの部門を置いて厳密に厳密を重ねる。経営は常に危機意識を持ち続けている。
一方のホンダは販売台数重視、夢を追って独自路線を歩むことを身上としている。社内の組織はフラット。それぞれが最高のパフォーマンスを求められる。だから時々、結果としてポカもやらかす。経営は常に新しいことに挑戦しようとしている。
私は、ホンダの理念が好きだ。
元々本田宗一郎のシンパでもあるのだが、最大手のトヨタと比較された内容の本書を読んで、さらにホンダが好きになった。
モノづくりの原点は、やっぱり「夢」にあるのではないかと、私は思う。
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