テキヤはどこからやってくるのか?~露店商いの近現代を辿る~

テキヤはどこからやってくるのか?~露店商いの近現代を辿る~

748円 (税込)

3pt

主な舞台は東京の下町。そのあたりでは伝統的な露店商を「テキヤさん」と呼んでいる。「親分子分関係」や「なわばり」など、独特の慣行を持つ彼ら・彼女らはどのように生き、生計を立て、商売を営んでいるのか――。「陽のあたる場所からちょっと引っ込んでいるような社会的ポジション」を保ってきた人びとの、仕事と伝承を考察。

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テキヤはどこからやってくるのか?~露店商いの近現代を辿る~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年09月19日

    面白くて一気に読めた
    これだけの情報を手に入れるにはどれだけ時間も手間もかかるか、気が遠くなる
    それを一気に読める幸せ

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    Posted by ブクログ 2015年11月30日

    テキヤ。
    古くは江戸期より、香具師、テキヤ、露天商(露店商)などと呼ばれる。

    イメージしやすいのは、祭りの縁日で、焼きそばやお面を売ってる彼らだ。

    商人七割、ヤクザ三割と呼ばれる、極道ではなく神農道の彼ら。
    そんなテキヤを文化人類学、社会人文学、民俗学的見地から考察した一冊。

    非常に興味深い一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月23日

    お祭りには欠かせない露店だが、ヤクザぽい感じはしていた.本書でそのルーツが良く理解できた.日常的なことを記録として残しておく重要性を痛感した.

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    Posted by ブクログ 2014年10月19日

    面白そうなタイトルに惹かれ、電車の中ででも軽く読もうと手に取りました。あにはからん、文化人類学に基礎を置いた、しっかりとしたフィールドワークと文献から、過去より現在に続く「テキヤさん」の実態に迫った意欲的なものです。
    テキヤさんの生活実態や、「神農」への信仰。過去と現在の違いなど。自分とは違った世界...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月29日

    頻繁に目にはするけど由来や仕組みがよく分からないもの、その代名詞的な扱いの「テキヤ」にスポットを当てる本。何しろ口頭伝承を重んじ文献を殆ど残さない(残しても自らの商売の正統性を都合良く書き立てるだけの「由来書」という偽書程度)というテキヤ集団自体の特質に加え、正統的民俗学の立場からも亜流として研究対...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月03日

    タイトルの答えは「地元に住んでいて近所から来る」。
    たいていの露天商は地域の同業者組合に所属しており、組合のなわばりなどの兼ね合いもあって遠征勢や一匹狼はかなり少ないらしい。

    本書をとおして、テキヤの神農皇帝信仰や「一人前」「本家分家」「親分子分」の制度、一人前になる際の儀礼・ダイメ(代目披露)の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月18日

    露天商独特のナワバリや信仰のネットワークについて。祝祭空間でしか可視化されない彼らは民俗学のフィールドから社会学的に概括しようとした新書。戦後闇市の編制に伝統的な地域の露天商がネットワークを使いながら流通を担っていったというプロセスや親分が横のつながりを持つことで不測の事態にも対応できる組織的集団で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    うん、思ってたのとちょっと違った。
    テキヤという存在を知りたかったが、入口についてあまり言及はなかった。
    いわゆるヤクザモノとの関わりをもっと知りたかったのだがな。

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    Posted by ブクログ 2014年11月28日

    タイトルだけで手に取ってしまいました。光文社新書、厚香苗著「テキヤはどこからやってくるのか? 露店商いの近現代を辿る」。確かにお祭りに行けば必ず並んでいる露店がどう営まれているのかは気になってはいました。いやはや、近所にいらっしゃったんですね、そこが驚き。
    確かに毎度いざこざもなくすんなり並んでます...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月01日

    冒頭いきなり「静岡あたりの見えない壁」。僕の住む静岡県は、電気の周波数がわかれているのと同じように、テキヤにとっての行動様式の境界にもなっているらしい。



    僕の知るテキヤ像が東西どちらのものかわからないが、地元の祭りではいったいどこから現れたのかというようなヤクザまがいの人が大量にあらわれる。ま...続きを読む

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